• エッセイ・ノンフィクション

回想新聞

 先月より、職場の掲示板に、新聞の切り抜きのような物が張られているのに気がついた。横目でちらりと見た。

 今月は、掲示板のその新聞に目が釘付けになった。「鉄腕アトム」放映・・・・・・

「へ?」

よく見ると、貼られている新聞の見出しは「回想新聞」。昔の新聞記事を書いたものが貼ってあったのだ。

私の職場は、老人の介護施設で。昔を懐かしみ、思いだすための「回想新聞」か。「恐怖新聞」で無くて良かった。
おもわず、つのだじろうさんの怖い漫画を思いだした。

 鉄腕アトムは、正直あまり好きではない。幼稚園から小学校の幼友達のお兄さん2人は、漫画本をたくさん持っていて、優しくてよく遊んでくれて、持っている漫画本もすべて読ませてくれて、私は、鉄腕アトムの最終回も、小学生のころに読んでしまっていた。
最終回を読んだ時、胸が潰れそうな気持になった。

手塚治虫さんは、人の人生には絶望も有るのだというメッセージを伝えたい気持ちが有ったのかなという思いが、今も残る。

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