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SS『深まる疑義。ジャンルという名の化け物』SF編

どうも、chomochoです。

KAC2023では既に3度、お題が発表されましたね。
明日12時には4度目のお題発表。
最終的には7つものお題が発表されます。

イベントに勇んだ私は勇み足気味で新作を執筆しておりますが、全てをコレクション『デュラル星系の物語』に収めようとしている所為もあってか、自分の脳内での世界観がどんどん明瞭になり、つまり、より詳細に設定が煮詰まっていき、結果として絶賛ジャンル迷子中と相成りました。
イベントは未だ4回も残っていますし、全てに参加し終える頃には、更に私の中のイメージは、より強く思い描かれている事でしょう。

くよくよ考える事は、以前に吐露しました通りに激減したのですが……ジャンルって化け物では?私の小さな脳味噌では理解できないという意味では化け物と同じだと思います。まぁ私の顔はデカいんですがね。脳味噌は小さいのです。くすん。

さて本題。

SFとは、サイエンスフィクション、空想科学の事です。
ファンタジーとは空想であり幻想で、科学を含む必要は無し。

では 科学 とは。

主に、一般的には物理法則を含む自然科学の事でしょう。

次に、もっと具体的に科学とは何なのかを考えてみます。

科学とは、人が何かを観察したり体験したりして知り得た結果、知識や情報、或いは産物、その総称であると私は考えます。
まぁ、私は、と言いましたが、大きく間違ってはいない筈です。

だから決して、デジタルだの機械的な何かだけを指す言葉では無いのです。
ここを誤解してる方というのは、世の中に非常に多いのではないでしょうか?
舞台が現代や近未来であったり、超先進的なテクノロジーが溢れる世界とか、そういった世界のメカや技術を指す言葉ではありません。
科学を理解するには、これが重要なポイントです。

何かを得る為に人が行動をする限り、知見でも産物でも何でもですが、土いじりや農業だって立派な科学なんですよ。
綺麗な風景、それをつぶさに観察し、季節ごとの変化を先ず覚え、ゆくゆくは例年と違う何かを感じたり、その結果何かを予測出来るようになったり、そんな事ですらが科学であったりします。

つまり、具体的な事を知り、或いは考え、そこにほんのり空想というスパイスを加えたのが空想科学、SFである訳です。

しかし科学とは物理法則を含む自然を観察した結果なのですから、矛盾というものが基本的には存在せず、それを科学と呼んでいるのですから空想科学であっても、ある程度の辻褄は合う必要が有ります。

だから、ウソ(空想)であっても、大まかには辻褄を合わせる事が重要ですし、逆説的にも大まかに合っているものならSFだと言える訳ですね。

そして、ファンタジーは科学を含む必要が無い。
大まかにでも辻褄が合う必要が無い訳です。
都合が悪い事、辻褄が合わない事、なんらかのそういった事があろうとも、超パワーワード『そういうもんだから』でOKです。

ここで冒頭の話しに戻りますが、自分の中での空想世界が、具体的に、より鮮明に思い描けるようになるほどに、メインストーリーの作品に設定した『異世界ファンタジー』という言葉に疑問を覚えるのです。

何でカクヨムは大ジャンルの中に異世界SFが無いんですかね!?運営さん?
現代と異世界、いわばロウファンタジーとハイファンタジーを分けるんなら、公平にSFも細分化してくれても良くありません?

むしろ、私にもっと言わせて貰えれば、人気のある有名な作者様の作品って、だいたいが世界観がしっかり出来ていますし、大きな矛盾も無いのですから、ファンタジーじゃなくて正しくはSFなのでは?

あえて雑に言えば……、設定がふわっとしててツッコミ所が多いのがファンタジー。
そこそこ設定がしっかりしててツッコミ所が少ないのがSFな訳です。

なのに、SFというと現代には無い複雑怪奇なメカだの人造人間だの、舞台は近未来だの宇宙だの、そういう誤解を受けすぎ、或いは世の中に与えすぎではないでしょうか。
SFって、すぺーすふぁんたじーって事じゃありませんよね?
すーぱーでも、すぺりおーるでも、ふぁんたじーでもありません。
Science Fiction、サイエンス=科学、フィクション=空想≒創作ですよ?

SF好きな私は、世間にそれを理解して貰えないのが悲しいです。
そして悔しい。

まぁメタい事を言うなら、ファンタジーは投稿された作品数が多く、人気も有り、読者がスムーズに作品に辿り着けるようにと、各ジャンルの母数を減らす策とその結果なのでしょうが……。
そしてSFにはそういうイメージが既に固着しているのなら、わざわざ是正する必要性というか商業上のメリットが無いのでしょうけどね。

それは解っちゃいるのです。

解っちゃいますが、という事で、執筆しまくる中で最近感じた些末な出来事というか、愚痴でした。
私はたぶん、自分の性格的に、ファンタジーよりもSFの方が好きなのだろうと自覚させられつつ、近況報告とします。
まぁファンタジーも大好きですけどね。
以上です。

ぺこり。



追伸。
コンテスト用の未公開作品は予定14話中の8話目まで執筆完了。
順調に進んでおります。
現状、中々の出来であると自負しております。

内容は、超未来、ナノマシンを始めとした超先進的科学が溢れる、処女作主人公であるイオリの故郷、32世紀地球での物語。

完結の目処がある程度見えてきましたので、人目に付きにくいココで、こっそりとタイトルだけ先行発表しちゃいますね。

そのタイトルは──。

『私は可憐、貴方をサポートするAIです。』

──自信作です。

それでは、ご期待下さいませ。



『ラブ☆コメ』



Coming Soon!3/10 深夜00時 公開予定!初挑戦の意欲作!
心温まる、ハートフルなジャンルでお届けします!!!

(↑という事で、SFじゃないのかよ?というオチが書きたかった近況報告でした。ちゃんちゃん。ツッコミコメントを貰えないのはいつもの事だからいいとして……。わざわざ近況ノートを読んで下さった方に気付いてさえ貰えないのは悲しいのでセルフ解説という名の腐臭付きで当番組はお送りしました。今度こそ、以上です。ぺこりんちょ)

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