• 異世界ファンタジー

お久しぶりです。野犬に襲われた話を添えて

 ご無沙汰しております。
 コロナに罹った際は、近況ノートに温かいコメントを下さり大変嬉しかったです。有難う御座います。
 現在更新が滞っておりすみません。七月末まで、どうしても寝る間もないほど忙しい次第でして、8月から更新を再開しますのでご容赦ください。
 近況報告なのですが、寝る前に寝酒を買うためにコンビニに向かう途中で、これを書いている今さっき野犬に襲われました。幸い怪我はしなかったです。
 イヤホンでポケモンの懐メロを聴いている時です。懐かしの戦闘音が始まると薄暗い路地裏から突然、目が血走った犬が躍り出てきました。幸か不幸か、吠えながらダッシュで向かって来たので、暗い中すぐに警戒できたので良かったです。
 ポケモンの戦闘音とリアルな戦闘が同時に起きるとは、宝くじにでも当たった気分です。現れた野生の犬は、首輪もなく、片方の耳が千切れていました(古傷のようだった気が)とにかく敵意剥き出しで、俺の体の何処かに噛み付かんと必死な様で、私は中腰になり大声を上げながら、両手を突き出し振り回しました。
 そのおかげか、野犬は狙いが定まらなかったようで、私の張り手をもろに喰らい怯みました。その際に野犬の心が挫けたようで、一瞬引き下がってくれた様に見えたので、私も思わずその場から逃げ出したくなってしまい、背中を見せたら、それを見た野犬が再度襲って来たのです。慌てて、正面に向き直り私は再度身体を大きく見せて、大声を上げながら威嚇しました。
 すると、今度こそ野犬が怯み、引き下がってくれたのです。いや〜〜〜〜!危なかった!まさか、この日本で野犬を見る事はあれど、都会の深夜帯の車道で野良犬と戦闘することになるとは!!
 コンビニに行くことを諦めて、来た道を引き返しました。もちろん何度も後ろを振り返り、野犬が追ってこないか確認しながら!そして、野犬が追ってこない事を確認すると、笑いが込み上げて来ました!深夜四時に、住宅街で大声を張り上げて、事なきを得た安心感と、野犬に張り手をした際に付いた涎が臭すぎるとで、もう爆笑でした!
 物書きの端くれとして、最高の体験をしたと思えました。(病気かも)でも、リアルな戦闘とリアルな恐怖(中型犬に襲われるという)は、中々味わえるものではないし、味わいたくないですよね!でも、この経験は私の作品に生きてくると思うので、書き留めている次第です。
 戦闘時というか、命のやり取りをしている時何が起こるか、それをリアルに実感しました。まず、恐怖で一瞬フリーズしてしまう事、そして状況を理解した時に人間の本質が露呈してしまう事、戦闘中は瞳孔が開き相手の体の隅々まで鮮明に目で捉えることができる事、アドレナリンが噴き出し必死になれる事などなどです。
 噛まれていたらと、思い返すと血の気が引きますが、平和ボケしているせいか。なぜ、あの野犬はあんなに怒っていて、左耳がちぎれ、人間に敵意が凄いのか気になって仕方ありません。虐待でも受けたことがある犬なのだろうか。そう思わずにはいられない程、怒り狂った阿修羅の様な表情でした。
 私もこの野犬を張り手で殴ってしまいましたが、後悔はありません。そうしなければ、今頃救急車を呼んでいたのは私の方ですから……。ただ、野犬の方もダメージはなさそうだったので良かったです。
 最後に、肉食獣を前にして背中を見せて逃げるのは絶対ダメという知識が、この体験を通して血肉となりました。皆さんも、背中を見せて逃げるのは辞めましょう!
 以上深夜の珍体験報告でした!

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