チカチカ

その本屋は、限られたお客しか訪れることができません。 その本屋では、お客様お一人につき一冊の本を御用意してお待ちしております。 さて、どんな物語があなたを待っているのでしょうか。

髪を切ろう。思いきって髪を切ろう。 なんとなく「いつものとおり」と思う自分にさよならしよう。

自分が受けたことを、誰かにまた返す、というのはよくあること。 それが好意であれ、逆の感情であれ。

　ある日明子は、立ち寄った喫茶店で懐かしいメロディを聴く。ふいに思い出されるあの日。智昭と過ごしたあの時間。 　ゆあんさんの「筆致は物語を越えるか」初夏色ブルーノートに初参加さ…

５月のある晴れた日に私はあのアリアを聴く。 ”彼女”と”彼”はどういう気持ちだったのか、それを想像するために――。 ※注意！ 　この小説には、オペラ「蝶々夫人」に対する独断と偏…

可愛くデコレーションされたカップケーキ。 生クリームたっぷり、ふんわりふわふわのスポンジ。そこに小さな花や蝶々をあしらった砂糖菓子を添えて。 さあ、好きなだけ、召し上がれ。 ＊…

悪い男。ロクでもない男。それでも別にかまわない。 今はただ、彼の暖かい腕の中に抱かれていたい。 それが必要だから―― ＊百度ここ愛さんの自主企画「悪い男の話を読ませてください」…

もう少しもう少しだけそばにいさせて。 いつかは春風に吹かれて旅立つから。

どうしてこんな風になってしまったんだろう。 自分が自分でなくなっていく。 自分が抑えられなくなっていく。 どうしてなのか分からない。 これを読んだあなた、理由はなんだと思います…

人を好きになるきっかけってなんでしょう。 外見が気に入ったから。 優しそうだから。 なんだか面白い人だから。 思い込みと勘違いで始まって、そして何かが生まれていく。そんなものか…

少し脚色している箇所もありますが、ほぼノンフィクション。 幼い頃のできごとだから、脳内で微妙に事実と変わっているところもあるかもしれませんが、今感じる気持ちはあのときには感じなか…

便宜上、「仁義なき女の戦い」としましたが、前作とは無関係です。 女って、誰かをライバル視しがちですが（独断と偏見です、ごめんなさい）、でも、相手は案外、気付いてなかったり、こちら…

最近、リニューアルされた名作アニメにヒントを得ました。 大人になれば、好きなだけ好きなものを買えると思っていたら…という思いから書いたお話。 あなたも心当たりあるかも！？

好きというだけじゃだめなのかもしれない…そう感じたことのある、あの頃のあなたへ、そんな気持ちで書きました。 化粧品に付いていたチャームから思い付いたお話です。 拙い作品ですが、…