夏伐

幽霊を見るようになった夏の日、死んだら私もどこかへ落ちるのだろうか。 アルファポリスさまにも投稿しています。

この世界には『鬼』がいる。 病院で暮らしているトモとミライもその鬼だった。 アルファポリスとノベルアップにも投稿しています。

パチスロが趣味の友人とパチ屋に行った。 俺は大勝ちしたものの、友人はボロ負けに。777がそろったのに、俺はアンラッキーだ。

たくさんの種族が出入りする惑星で、一人の宇宙人が『筋肉』に悩まされる話。

深夜に眠れず散歩に出かける僕。深夜の散歩にはルールがある。それは気づいてはいけない……ただそれだけだ。

世界の終わりを前に薬を飲むか飲まないか、その議論が毎日かわされた。 ぼくは、薬を飲む選択をした。おかげで今、新しい世界にいることができる。 アルファポリスにも投稿しています。p…

私にはいつもその人の隣に、誰かが見えていた。 そばにいるその人自身だ。同じ年齢もあれば、全然違う年齢もいる。一気に成長したりもする。 そんな私の横にいるのは、ボロボロになっている…

才能を取引できるようになったので、俺は売りに行くことにした。思っていた才能とは違うが、才能は引き取ってもらうことにした。 心が折れかけていた俺は、金にもならない才能を処分してもら…

　私たちの前には一人の混乱した男がいた。ここへ来た時には無神論者だと豪語していた彼は、今や私たち天使に囲まれて神さまを呼んでいる。

文明の滅びた世界で、『死なず』の人間が空を泳ぐクジラを観測する。 アルファポリスとノベルアップにも投稿しています。

願いを叶える鏡の話。 アルファポリスとノベルアップにも投稿しています。

森から出る事を夢見ながらも、言いつけを守り入口を見張っていた森の民の少女――マリンは、ある日異変を見つける。真っ白な少女が森の中を走っていた。 少女を見れば、なんとマリンとそっく…

世界から猫が消えた。 猫という動物は概念になり、猫植物や猫石や猫星になった。 こんな世界になって出会った一匹の星と俺の話。 アルファポリスとノベルアップに投稿しています。この…

文明が発展し、住処を奪われた化けタヌキと化けキツネ。 両者は協力し合う事で現代まで人間社会に溶け込み生き残ってきた。 そしてまた現代に、タヌキとキツネは会談していた。問題はタヌ…

ぼくははじめての恋をした。異界の神に。 自殺者のうろつく森で、ふいに現れた糸をつむぎ続ける女神。ぼくは彼女を一目見て全てを理解した。 ぼくの役目と、価値を。 アルファポリスとノ…

長編シリーズの文体が、作者の病気が疑われるほどに変わっていた。 それでもめげずに追いかけていたものの、いつしかその物語は文体だけではなく設定も何もかもが変わっていく。

　一歩踏み出すきっかけが欲しくて、都市伝説的な噂を信じた私。 　しかしその噂は本当だった。私が水たまりの波紋に見出したのは、とある女性の幸せな一生だった。

ネッ友に相談すると、悪夢には枕の下に何か入れれば良いらしい。 俺は対幽霊特攻策として遺影を枕の下に入れていたのだが……。

　エリックとエミリアは婚約している。政略結婚ではあるものの母同士の仲が良く、二人は秘密を共有するほどに仲が良かった。 　平和に仲睦まじく暮らす二人の間に、最近一人の女生徒が割り込…

アルファポリスにも投稿しています。 タクシーに乗った私は、アンケートをすすめられ、ふとタクシー会社のHPを見る事にした。 例の運転手の名前には『ゴッドハンド中村』と書かれていた…

最速で神絵師になる方法、教えます！ アルファポリスとノベルアップ+にも投稿してまーす！　これは完全なる真実ですからね。 Twitterで呟いてこれは決まったｧと思ったんですがど…

アルファポリスさまやノベルアップさまにも投稿しております。 『あなたに特別なオファーがあります！』 そんなメールに応募したところ、なんと人工知能付き冷蔵庫がうちに来ることになった…

即興小説トレーニングで愛と憎しみの事件 必須要素：全力のグロテスク 制限時間：15分で書いたものです。

アルファポリスにも投稿しています。 大陸ごとに神が存在する世界、皇太子妃であり公爵令嬢であるメリーナの住む大陸を治める月の神ユグオンは、代替わり以降、奇跡も不幸も起こさないことで…

アルファポリスにも投稿しています。 見えない友達の話。

いつしか朝日もあがってしまった。私はどうしても昨日のうちに言いたかった言葉をやっとのことで呟いた。

君は入院しているのか体が弱いのかもしれません。いつも不機嫌だったり、表情の乏しい君に出会った時からぼくは笑顔を見たかったのです。 ぼくはその気持ちを君に伝えるための言葉をまだ知り…

滅びた世界を生きる少女が拾った文明の残滓。彼女は恋を知り、失恋を知り、歌の力を知る。

「恋してるってどんな気分？」 ぼくは一目ぼれした同級生と運よく日直当番になることができた。二人っきりの教室で、同級生――桜田咲は無表情でそう聞いた。 そんなラッキーな機会にぼくは…

　アルファポリスにも投稿しています。 　いつからか、学校は学び舎ではなくなってしまった。 　宇宙から飛来したとまことしやかにニュースなどで噂される怪物たちから逃れる避難所として…

おせちを食べる男は、寂しそうに父母が生前好んで読んでいた雑誌を供えた。 しかし、客観的に見ると、そこにあったのは――。 即興小説トレーニングでお題：セクシーな正月 必須要素：ご…

勇者は追放された。処刑することができなかったためである。 そして訪れた寂れた流刑地で一つの名前を叫んだ。 ※即興小説トレーニングでお題：薄汚い流刑地 必須要素：ピアノ で書いた…

とれたて新鮮な20220328今朝見た夢のお話です。

　天井からヒモが垂れている。頭の上に真っすぐ降りてくる。 　それを掴んだ。体の重さは感じない。どんどん登っていく。 　急に体が重くなった。 　振り向くと自分が眠りに落ちる瞬間が見…

　夏休みの宿題が終わらない！ 　明日やろう明日やろうと思っていたら、もうすでに夏休みは終わろうとしている。私だってバカじゃない。一行日記とあさがおの観察日記はきちんと書いていた。…

　世界中、小さな能力者は多かった。サイコキネシスだったり、怪力だったり、テレキネシス、パイロキネシス、クレアボヤンス、エレクトロキネシス、その数は多岐に渡る。 　技術をヒーロー組…

　『眠り病』は近年発見された寄生虫が起こす事象だ。強い幻覚を見せ、脊椎と脳に埋め込んだ同調デバイスを狂わせる。宿主の命が危なくなる瞬間に近くにいる人間のデバイスをハックする。 　…

　プチパーティーを待っていた焼き機は、どうだろうカーテンを閉め切った部屋の中、陰気な疲れ切った社会人に光を当てている。 　数か月前に俺は高校時代から付き合っていた彼女と別れた。だ…

　AI管理社会のとある病室。そこにいる『異端』のロボットや管理AIたちは、奇跡を目にした。 　本来は≪ドナー≫になるべき患者が、数十年もの眠りから目を覚ましたのだ。

うちの村には神隠しの山と呼ばれている山がある。 そこは厳重にフェンスで囲まれて入れないようになっている。が、そのフェンスは壊れていた。 俺は山に入り込む。だが、何も起きなかった。…

あまたの世界より強い願いをもった魂が落ち来る原初の世界。 　願いが力になり、そして力を持った魂はこの世界から渡り元の世界へ還っていく。その強く変化した魂は、さらに世界を変革させる…

応援していたアイドルゆめみんが人気がないからと事務所に『卒業』させられてしまった。 止まってしまったSNS。数年して、そのSNSに更新があった。 ゆめみんがまたアイドル活動をはじ…

人類が減り、海から生き物が侵略を始めたはるか未来。モンスターと区分されるほどに凶悪に進化した生物たちに立ち向かう人々がいた。その中でも食料事情まで改善する可能性を秘めた『寿司マス…

魔物食らいとして仲間がすぐに去ってしまう勇者ディッシュ。彼の仲間は戦闘スキルをまったくもたない料理人のミールだった。 二人はドラゴンを倒し、その場でおいしい『憧れのドラゴンステー…