2024.1.26
今から22、3年前、本作品を書いた同じ年に、初めて完成させた作品が一つありますが、それは全くの実験作で、書きたいシーンを幾つか決めて繋げたようなものでした。
具体的には、恋愛、女の友情、姉妹の信頼、性の初体験、デリヘルのベッドシーン、テニスのライバル対決シーンなどです。
ですから、「黒い美学」は二回目に完成した作品ですが、ただ完成しただけの実験作を除けば私の処女作品です。
今回投稿するに当たって、警察関係の位などについて、当時認識に誤りが合った点は修正しました。それでも細部では違ってると思いますが。
尚、今日見直して見たところ、最終話だけは本作を書いた1、2年後に書き直したものだと思います。当初のラストシーンに、余韻が不足していると思い書き直したのでしょう。
★以下は、作者自身による作品講評ですw
・SFと謳っているのに、中身はミステリーだった。やや中途半端感がある。
・バイオファミリーコンピューター、「聖夜の誓」プログラムなど、その仕組みや改変が都合に合わせて強引過ぎる。
・酒鬼薔薇(さかきばら)事件をヒントにしてるのに、現実の事件の猟奇性に対し、10分の1ほどしか再現されてない。
酒鬼薔薇事件が異常過ぎるとはいえ、もう少し少年の異常心理を掘り下げて書けたら好かった。