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  • エッセイ・ノンフィクション

第三の開国

日本では自民党が権力の中枢に居座って久しい。
ほぼ70年近く自民党は盤石の体制を保ち、土俵を割ることなく今もその勢いを失わない。

私は自民党というのは日本教とでも言うべき政党だと思う。
ほとんどの日本人が自民党の存在を信じている。
それによって日本国民はほぼ全員が運命共同体の中にいる。

多くの日本国民が、「まぁ、同じ日本人だらかそんなに俺たちにひどいことはしないだろう」という集団的な幻想とでも言うべき信仰心でこの教団を崇める。
実際、お金を集めて国民全体に等しくばらまく能力において自民党に優る集団は今のところない。



自民党優位の状態は日本国民が日本の通貨すなわち「円」を信じ続けている限りは変わらないだろう。
税金が少しくらい高くなっても、消費税が上がろうとも、社会保障費(健康保険や介護保険など)の負担が増えても、日本国民は辛抱強く耐えていく。なぜなら他に頼るものがこの地球上に存在しないからだ。
そこには、「日本人は日本から逃げ出せない」という厳然たる真実がある。
だからこの運命共同体を離れることができない。

意外に多くの日本人が気づいていないことだが(気づいている人は気づいているが)、白人が世界の支配者である。世界の政治も経済も白人が動かしている。世界のほとんどが彼らのものであって、日本人はその片隅で小さい檻の中に閉じ込められて生きている。

世界のどこにでも出かけることができるのは日本人も白人もいっしょだが、彼らは世界の「どこでも暮らす」ことができる。
なぜか?
それは彼らがかつて世界の大部分を植民地にしていたからだ。
世界各地に働きに出るといっても、彼らにしてみればいわば自分の庭の中を移動するようなものである。

そしてそうした白人達が作り上げた国家のうち、特に米国の強い影響力というか保護の下で日本という有色人種の国(米国の保護国?)が存在しているというのが現実である。




円といっても所詮それは紙切れに過ぎない。日本国民がそれを信じてついて行っているから通用しているのであって、円の信用力がなくなり、日本人が円を諦めてドル買いに(あるいは他国の通貨?)走るようになると大変なことになる。

それはいつか?それがこれから起きる。そしてその引き金となるのが「第三の開国」であろうというのが私の考えである。

第一の開国は黒船来航。第二の開国はマッカーサーの日本占領。そしてこれから第三の開国が始まる。
そしてこの第三の開国によって、いよいよ日本本土に白人(というか他の人種も含めて)の進出が始まる。今までの開国では日本本土に直接白人が進出することはなかったが、今度は本当に日本人の土地が奪われていく可能性がある。
承知のように日本は人口減少が進んでいる。人口減少だけならまだしも高齢化の進み具合が激しい。
これは何を意味するか?
国家も人間といっしょで寿命というものがある。何事も永遠というわけにはいかない。
年寄りの増えた国では国を守る力はなくなっていく。
人間の場合、体力が弱れば細菌を撃退する力が失われ、やがて癌、肺炎、肝硬変、心筋梗塞、脳溢血、といった老人病に陥る。高血糖、高血圧、高脂血症といった症状も進む。
国も同じで、国力が弱ってくるとどうしても外部からの侵攻を跳ね返しにくくなるだろう。
日本という国ができてから約1300年の間日本は本当によく頑張った。なんとかして外敵の侵略を防ごうとしてきた。
誰しもそうではあるが、見知らぬ人というのは苦手であろう。ましてそれが外国人ということになるとなおさらである。
第一の開国は黒船来航。第二の開国はマッカーサーの日本占領。そしてこれから第三の開国が始まる。
そしてこの第三の開国によって、いよいよ日本本土に白人(というか他の人種も含めて)の進出が始まる。今までの開国では日本本土に直接白人が進出することはなかったが、今度は本当に日本人の土地が奪われていく可能性がある。
承知のように日本は人口減少が進んでいる。人口減少だけならまだしも高齢化の進み具合が激しい。
これは何を意味するか?
国家も人間といっしょで寿命というものがある。何事も永遠というわけにはいかない。
年寄りの増えた国では国を守る力はなくなっていく。体力が弱れば細菌を撃退する力が失われ、やがて癌、肺炎、肝硬変、心筋梗塞、脳溢血、といった老人病に陥る。高血糖、高血圧、高脂血症といった症状も進む。
国も同じで、弱ってくるとどうしても外部からの侵攻を跳ね返しにくくなるだろう。
日本という国ができてから約1300年の間日本は本当によく頑張った。なんとかして外敵の侵略を防ごうとしてきた。
誰しもそうではあるが、見知らぬ人というのは苦手であろう。ましてそれが外国人ということになるとなおさらである。
特に日本の支配階級にとって外国勢力が進出してくるのは困る。
できれば現状維持をしていきたい。自分よりも強い人間が日本に入って来ないようにしておけば、いつまでも自分たちが偉い立場を保つことが可能だ。
インカ帝国やネイティブアメリカンの歴史を見ればそれは明らかであろう。

しかし、1853年の黒船の到来以来、日本の体制を維持することが難しくなった。
明治新政府は「このままでは日本は欧米列強の植民地にされる」というので脱亜論入欧を唱え日本の近代化を図った。
その後の経緯は詳しく書くと切りがないので省くが、簡単に言えば日本は軍国主義に走って欧米に挑戦し、そしてこてんぱんに打ちのめされた。
しかし、敗戦国となった日本を支配した連合国のリーダーが米国であったのは日本にとって幸いだった。
米国はかつて英国の植民地支配に苦しんだ歴史がある。彼らは奴隷制は容認したが英国の植民地扱いには我慢がならなかった。
だから日本を米国の植民地にしようとは考えなかった・・・ようだ。
時の大統領トルーマンは「猿は檻に閉じ込めておけばいい。そして、エサを少し与えてやるのだ。そうすればおとなしくしているだろう」と語っている。








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