『ボクの名は』制作ノート その56

今朝のノートで予告した通り、プロットが用意されていた2話はたった今脱稿しました。いまの自分としては充分に満足できる出来です。

今回は随分といろいろな要素をぶちこみました。その所為で話もあっちこっちに飛び、無闇に分量だけが長くなったことは決して褒められたものではないでしょう。
最後まで付いてきてくれている読者様の人数が、その不手際さを物語っています。

正直、誰のために書いていたのかと問われれば、これはもう自分のために、としか言い様がありません。まさに自己満足の成果です。

実際、途中で辞めて新しいのを書きなさい、という忠告を受けたことも何度かあります。その意見はその意見として正しい、とは今でも思います。
でも、志を持ってはじめたものなら、それが誰かやなにかを仇成す「悪」でない限り最後まで行なうべきだ、という自己規定もまた正しい。
また、数多くはないとはいえ、最後まで熱心についてきてくださっている読者のみなさまに対しても、作品を司る作者としての責任と、期待に応えたいという欲があります。

この長大な(しかし物語内の時間ではたった一年の)物語を終着点までもってこられたことは、僕の中での大きな経験にまると信じております。


残すところあと1話。
この1話をゼロから書き上げれば、『ボクの名は』は本当に終わりです。
最後の1話は連載終了予定の6/17までに、瑞稀と笠司の話を聞きながら書いていきたいと思っています。

1件のコメント

  • コメントをありがとうございます。
    今、書いております。
    今日中には公開します。

    次ですか……。
    くじらさんはなんでも行けそうな気がしています。
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