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自主企画【木沢塾:弍】用 作品検証意見交換ノート

自主企画【木沢塾:弍】意見交換用の近況ノートになります。

いろいろあって「8歳の天使」を書いたのですが、そこにいたるまでの前提条件としてみどりのはカクヨムを半引退しかけていたことがありました。

結果として、ずっとデビュー作の番外編をコツコツ書き続けていたのですが、最近興味を持ってAI(AIのべりすと)に触れて刺激を受けました。

AIのべりすと、正直言って自分の求めるレベルの整合性のある小説は出力されなかったのですが、AIのべりすとが得意なジャンルが分かったのでしばらく18禁小説を書いて「ノクターンノベルス」に投稿するという実験をやっていました。

AIに出力させて方向性がおかしくなったら修正するというやり方でジャンジャン書き進めて、執筆二日くらいで68,000字を書いてそれが評価326pt、35000PVくらいまで行ったので18禁は断筆することにしました。

「8歳の天使」はみどりのが最後に書いた18禁作品において『催眠アプリ』が出てきたことから書かれたスピンオフ小説です。
『催眠アプリ』……18禁コミックなどで存在しているは分かるんですが、普通にAIが使いこなすとは思いませんでした。自分で催眠内容を勝手にAIが書いちゃうんで軌道修正に腐心したくらいです。

それでこの『催眠アプリ』という存在を整合性を持たせて現実に溶け込ませるために生まれたキャラクターが自分の義理の娘・真尋(高校生)を催眠する公親という男でした。
なので真尋も公親も18禁小説のキャラクターです。

というわけでこの小説はまともに感想をいただくのが申し訳ないなぁっていう小説になります。
なのでタグや紹介文でイヤってほどハッピーエンドではないと書いてます。

ここから本題、医学的には精神科医も医大生ですよね?
なので普通に医学部を出て、どこかしらの病院に配属されて精神科医として勤務、もしくは開業医としてメンタルクリニックを開くのかなってイメージします。
スピンオフ元で公親が他の登場人物の父親が医院長をしている総合病院(北斗総合病院)の勤務医という設定なので、「医局人事」と書いたけどそれなりに雰囲気というかリアリティがあるのかなぁと思っていました。
この辺ってあんまり医療ものでも出て来なくて「ブラックジャックによろしく」くらいしか知識の元がなかったものでこういう記述になりました。
よろしければ表現などが妥当か、もしくはもっとこうした方がよいなどがあればご指導ください。

もう1つの小説、代表作の「幼馴染を……」の方の心臓病はコメント欄にて少し書きます。

8件のコメント

  • 木沢様
    心臓病のヒロインが2人出てくるみどりのの代表作が「幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う」になります。

    ネタバレしますが、心臓病のヒロインに名は姫川陽菜と姫川ヒナといい、現実世界と貞操逆転世界の異世界に生きている並行世界の同位体になります。
    先天性心疾患を患っていた設定で、その2人が中学1年生で心臓の移植手術を受けた際に死にかけて入れ替わったという設定になります。
    (2~3話)

    なので、あえて病名などは設定せずにふんわりと心臓病ということにして移植手術が必要だったのだということにしました。
    (ミスリードとして心臓病後の心臓の提供者による人格の豹変を臭わせるような表記が3話にありますが、移植による人格の変化ではなくあくまでも魂の入れ替わりです)

    で、小児心臓移植は例が少なくても存在するのですが、心臓移植後の予後として免疫抑制剤の存在がこの後の物語にだいぶ影響を及ぼしました。
    感染症(41話間接キス)や日焼への対処(274話)、キスを含めての粘膜接触に関する意識(2話コンドーム・238話ベロチュー)、普通の恋愛小説やラブコメと違う展開が多くなったかなって思います。

    小説の終盤は貞操逆転世界にそのまま住んでいる陽菜と同じく転移して(入れ替わって)きた幼馴染の恭介が恋愛し、周りにいる女子を巻き込む形で家族を作っていくのですが、その理由の一つが「心臓移植した陽菜は長生きできない可能性が高いから」(259話)というものでした。

    更に作中で陽菜は「腎臓がん」(305話)に、ヒナは「子宮頸がん」(321話)と「乳がん」(324話)になります。
    あと、現実世界に来ているヒナの養子になる女の子は腎臓移植(324話)しています。
    考えてみるとあんまりラブコメになっていない作品ですね。

    こちらはある意味では入れ替わりが起るようなファンタジーなので医学検証は必要ないかもしれませんが描写など気になるところがあればご指摘ただけるとありがたいです。
    (あまりにも作品の根幹部分なので修正できない可能性はありますが)
  • みどりの様
    お返事は概ね完成しましたが、念の為明日再度確認してから送らせてください。
    また心臓病に関する描写の監修は自分も力が入ってしまい、長くなってしまいそうなので、今回は辞退させてください汗 まずはロリコンさんの方をお送りしますね、もうしばらくお待ちください🙇
  • 木沢様 コメントありがとうございます。
    わざわざ検討までいただきありがとうございます。
    精神科医の話は本当に思い付いてあっという間に書きあがっちゃったので、整合性があるのかが心配だったので助かります。

    心臓病の方はめちゃくちゃ長い上に、特に病名その他決めていない(この辺かなと想定しているのはあるのですが)ので辞退で大丈夫です。もともと短編用の自主企画ですものね。
    ただ、10話までとちょっと飛ばして(陽菜視点)をいくつかつまみ食いして、「ヒナアフター」(307~最終話)を読まれたら作品のシリアス部分の9割くらいは楽しめると思うので、お時間があるときに読んで貰えると嬉しいです。

    ちなみにラブコメ好き的には両片思いがめちゃくちゃ上手い(すれ違わせ方の評価が高い)と全編好評です。
  •  この度は自主企画へのご参加ありがとうございました。

     今回は医療に関連する部分で、気づいた点をお知らせいたします。しかし、エンターテイメントの世界では正しければ全ていい、というわけではありません。細かい指摘もありますが、利用するしないはご自分で判断していただければ幸いです。また代替案は私の色がどうしても出てしまいます。あくまで私が書くとしたら、という客観的な意見として受け止めていただき、みどりの様の作品を否定するものではないことをご了承いただければ幸いです。

    ◎判定:言葉の定義など明らかな間違いで変更することを強くお勧めするもの
    ○判定:内容的には疑問があり変更をお勧めしますが、絶対ではないもの
    △判定:内容的に敢えて指摘はしますが変更を勧めるものではないもの

     この作品の一番の魅力はロリコン公親が自分の立場を利用してその目的を達成してしまう、という部分にあると思いました。それゆえ、その後どうなってしまうのか、と最後まで読ませ切る流れが魅力的でした。
     
     それでは内容に入ります。


    第1話
    "……解剖の授業のたびに『貧血』になる私に……"

    ◎〜○判定:
     ふらっとして「ばたっ」と倒れてしまうことを「貧血」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、実はこれは間違いです。貧血の症状は「疲れやすい」「ふらふらする」というものはありますが、ばたっと倒れてしまう、もしくは気を失うということは原則ありません。おそらく一般的に「貧血」と言われる怖いものや、恐れているものに触れて倒れてしまうことは「迷走神経反射」とよばれる自律神経に関連する症状で、貧血があってもなくても起こる人は起こります。
     とはいえ、「迷走神経反射」という言葉を知っている人は少ないと考えられますので、このような表現はいかがでしょうか。

    "……解剖の授業のたびに気を失って倒れていた私に……"

     また、解剖の授業は人体を切り、それなりにグロいものになりますが、血はでません。(血があるとご遺体が腐ってしまうので、亡くなり次第すぐに特殊な液で置換します)一方で、早ければ2、3年で採血の実習があります。こちらは針が怖い人、血が怖い人は倒れる人もいるかもしれません。

    "採血の実習の度に気を失って倒れていた私に……"
    という描写もいいかもしれません。

    ②コメント:
    これ、AIが作成したんですか? 非常によくできていますね。
    "絶望に打ちひしがれる私は仕方なく、精神科医という道を選んだ。
     精神科は現在の社会情勢からこれからも患者の数が増えていくだろうし、扱う病が限られているために私のようなものでも救急や外科や内科よりは安定して働けると踏んだからだ"
    などの文面は違和感はなく、「なるほど」と思ってしまいました。

    ③"医局人事で配属された私に与えられた仕事は、入院病棟で患者のカウンセリングを行うことだった"

    ○判定:
    「精神科医がカウンセリングをするのか?」
     精神科医が話を聞くことを診察、それ以外の人が話を聞くことをカウンセリングとざっくり分けているようです。カウンセリングは病気の診断はしませんし、薬物の治療もしません。認知療法のような薬物を使わない心へのアプローチはあります。一方で医師免許は不要です。
     私が働いていた病院では、月に1度精神科医が来る日がありました。そこにまとめて入院中の患者さんで精神疾患を持つ、もしくは疑われる方の相談をしていました。これは診察であり、カウンセリングとは呼びません。
     一方で、小児の場合は不登校など、家族問題含め心のケアに不安がある子は臨床心理士の先生(医師ではありません)にカウンセリングをお願いしていました。
     これを踏まえると、精神科医は「カウンセリング」はできなくはないということになりますが、かなりもったいないことをしていることになります。仮にもし医局の人事で精神科医に「カウンセリング」をさせるということは精神科医にしてはかなりレベルの低いポストを命じられたことになります。例えるなら大学の教授に、高校生の家庭教師アルバイトをさせるようなものでしょうか。
     しかし前後関係を拝見し、ここをうまく利用する方法もあると思います。

    "精神科ならやっていける、と思っていたがそれすらもままならなかった。混沌とした精神疾患の海に触れていくうちに自分の方の精神がやられてしまった"
    "病気による休養という名目で引きこもっていた自分に、今の病院の院長が声をかけてくれた。研修医の時にお世話になった院長だった。「お前精神科に入ったんやろ? もし暇やったら、うちの入院患者のカウンセリングでもしてくれへんか?」
    "診察とカウンセリングは違うんだよ、喉まで出かかったが、今の自分はそんなことを言える立場ではなかった"
    "それどころかそのカウンセリングすらままならない自分がいた"

    もしくは後の⑥にもありますが、真尋と出会うためにカウンセリングが必須ではないのであれば、「診察」に統一してしまう方法もあります。

    代替案
    "医局人事で配属された私に与えられた仕事は、田舎の小さな病院だった。ほとんどが高齢者の愚痴を聞くだけの病院で、ここなら私でも大丈夫だろうとの医局の配慮だったが、私はそこでも他人とまともに接することもできずに失意の底にいた。"

     精神科外来というものを設けて、そこで働く、という形です。こうすると、その高齢者の中に真尋が患者として来て、とすれば流れはスムーズになるかもしれません。

    ④コメント
    恋愛のくだりはとてもいいですね、香の憎たらしさと、公親の無念さが伝わってきます。実際はないのでしょうが、フィクションではここまでやらないとおもしろくないですよね。

    ⑤"「西之園くん、香……浮気してるよ」
     北村さんという香と私の友人が教えてくれた。医学部4年で解剖学などの授業が増えて、血が苦手な私が精神的に来ていた頃に告げられた浮気の事実"

    ○〜△判定
     解剖学、というのは基礎医学に分類されます。通常、2年もしくは3年という早い段階で終えることが多いです。また上記と重なりますが、解剖学と血は関連が薄いです。一方で、通常5年、早いところは4年の後半から「病棟実習」といって実際に病院に行って患者さんに触れる実習が始まります。これはかなり忙しく、精神的に追い込まれることも多いので、こちらを利用してみてはいかがでしょう。

    "医学部5年で始まった病棟実習。実際に患者さんの診察の真似事をし始めると、改めてわかった、俺は患者さんとコミュニケーションが取れない。本当に医者になれるのか、不安を抱えながらも山のような実習の課題に追われて、目の回る日々を送る中、北村さんという友人が教えてくれた。「香、浮気してるよ」"

    ⑥"入院病棟の患者の診療を続け、外来の診察では年配の患者から愚痴のような話を聞かされる毎日。
     私の人生は灯りの無いトンネルを歩き続けるようなもの……あと何年こうして生きていくのだろう"

    ○〜△判定
    ③の大体案であれば、"入院病棟の患者の診察"を省き、
    (カウンセリングは診察ではないのでは? という指摘が入る恐れがありますので)

    "外来の診察では年配の患者から愚痴のような話を聞かされる毎日。私の人生は灯りの無いトンネルを歩き続けるようなもの……あと何年こうして生きていくのだろう" 

     でもまとまるかと思います。

    ⑦第2話:事故の描写
    特に矛盾点はないかと存じます。これもAIですか? すみません、それが気になってしまいました。よく描写されていると思います。


    "私は精神科の医師であると同時に児童精神科の医師でもある"

    ◎判定
    自分が調べた限り、児童精神科という専門資格は見つかりませんでした。
    科として標榜しているところはあるようですが、
    https://www.ncgmkohnodai.go.jp/subject/100/010/jidouseisin.html
    かなり大掛かりな部門のようで
    突然ぱっとなれるようなものではなさそうです。

    似たものでは「日本児童青年精神医学会認定医」
    https://child-adolesc.jp/nintei/ninteii/
    というものがあります。
    これは申請すればもらえるものではなく、それなりに診療の経験があって、試験を合格して初めてもらえるようです。

     公親の場合はそのような経歴は見受けられなかったので、突然この言葉が出てきた印象を受けてしまうかもしれません。(こういった点がAIっぽさを感じてしまいました。違っていたらすみません……)

    この後に、
    "これまで以上に文献に当たり先輩医師にアドバイスを貰い、人生で初めてと言っていい情熱で治療にむかい看護師たちを指導した"

     という素晴らしい文言があります。今までやる気のなかった公親が、一生懸命やり始めたという点は、主人公のギャップになり、非常にいい展開と感じました。また専門分野でないにもかかわらず必死にやっている、という事実がより一生懸命やっている印象を与える良いアクセントになるかもしれません。
     上記の理由から特別な意味がなければ"児童精神科の医師である"は控えた方が違和感はないかもしれません。

    コメント:そこから先の描写
     一番ご依頼のあった催眠療法のあたりにコメントできず申し訳ありません。私としては違和感はありませんでしたが、コメントは控えさせていただきます。しかし、精神科に来る患者さんは原則弱い立場のことが多く、それを悪用するケースはしばしばみられるようです。治療や薬物を投与する代わりに性的関係を強要してつかまった医師もいました。
     公親の腹黒さがじわりじわりと出てくるところは非常に惹き込まれました。「お母さん、だめだよ……」と個人的に思いながらも流されてしまうシーンが素晴らしかったです。
     しかも狙いは真尋なのに、それを隠して近づくところが本当に腹黒くていいですね。お話として非常に良い展開だと思いました。
     今後のみどりの様のご活躍を期待しております。
  • ご指摘部分の感想の前にまず一つ。
    分かりにくい表現で申し訳ないです。この小説の大半はみどりのが自分の手で書いています。

    AIに放り込んでもここまで整合性は取ってくれまん。みどりのは「地の文症候群」とでもいえばいいのか、放っておくと台詞なしで地の文で一話埋め尽くす勢いで地の文を書いちゃうタイプの作家なので本来カクヨムには向かないかなぁって思っています。
    キャラクターの掛け合いを意識して入れないと会話がないタイプ。

    この作品でAIの影響が一番大きい部分は第一話の「カウンセリングとは患者の話を黙って聞く~まだマシと思ってしまうのである。」の部分です。
    ここはAIに放り込んでみたらかなりこの文章に近いものを出力してきたので、若干の意味の分からなさが逆に公親という人物を現わしているなと思って、少しの改変で採用しました。

    AIは展開をどうしようかと思った時にサイコロを振ってみるくらいの感じでこの話には使っています。
    「AIのべりすと」というAIさん、ぶっちゃけエロシーンと戦闘シーンだけが異常に得意です。

    なのでノクターンノベルズに投稿したこの作品のスピンオフ元の18禁小説が8割くらいAIで書いてます。
    https://novel18.syosetu.com/n6994iy/
  • ご指摘の内容見ながらああそうだよなと一番思ったのが解剖で血液は流れないという指摘で、多分臨床解剖ではなく検死としての解剖が頭の中でごっちゃになっているのだろうと思います。

    みどりのは実は猟銃も持っている猟師で血抜きしたイノシシやシカをそれこそ何百頭レベルで解体しているのですが、血抜き後の解体時に血なんて出ないのでした。


    指摘の内容、「カウンセリング」と「診察」の違いが一番興味深かったです。

    それだとすると「診察」がイイかなって思います。
    この物語がスピンオフで、スピンオフ元の「北斗総合病院」の勤務医である必要があるので、鬱々としながら診察していたことにして改稿してみたいと思います。

    この話自体が18禁のストーリーの中で「義理の娘に催眠をかけている黒幕」という悪い人間が必要になって、作中に出してみたものの「あれ? このキャラ掘り下げたらかなり数奇な人生送ってないか?」となったので書いてみたくなった小説です。
    一気に書いたものだったのでいろいろと不備があるかとは思っていましたが、これで一段ブラッシュアップ出来て自分の作品としてより愛せるようになると思います。

    この度は本当にありがとうございました。
  • あと「お人形さん」の下りはAIにちょこっと手を加えて改稿しただけでAI作ですね。
    なんで表情が変わるのかが分からなかったので、みどりのが手を加えて磁石のマジックにしたり「パパ」という一言を潜り込ませたりしました。
  • 「病室から連れ出して院内のプレイルームで遊ばせた。」
    と書いた後にAIに文章作成したら「お人形」の話を始めてそこで表情を笑いに変えるという展開を見たときは、あまりのハマりっぷりにちょっとゾクッと来ました。
    天使である真尋と人形である真尋……笑顔にするために催眠術を磁石として使うイメージがかなりの暗喩を感じました。

    AI実験が楽しいのはこういう時ですね。
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