この『普通に部活を楽しみたい』の舞台になっている大規模住宅団地「緑が丘リバーハイツ」ですが、これも実際のモデルとなる場所があります。
まあ、この文集を読まれている方が推測されるように、私の実家のある大規模団地をモデルとしています。街並みとか主要幹線道路の配置とか、道路は一部変えていますが大部分は実際の道路や街を重ね合わせています。
元々は昭和の高度成長に開発が始まったとかで、物語の時点(西暦2016年)では街が始まってちょうど半世紀ぐらいとなっています。無論、小さな個人商店とかは入れ替わっていますが、基本となる消防署や警察署、大型スーパー、地方銀行などは名称は変わりこそあっても、街の施設として今も健在で、街の治安から防災、生活物資の供給など街を支え続けています。
ただ、物語で少し触れていますが、とにかく坂が多くて、かつ、その傾斜も高い。最寄り駅から団地入口を通って商店街まで続く幹線道路は、最寄り駅側から進むと、その角度が30度以上ある急斜面を登っていく感じで、かつ、距離もそこそこ長いということで、今もなお住み続けている人たちにとっては「問題」になっているようにも思いますね、うん。