大衛(だいえい)帝国による天下統一から遅れること百五十年。北方草原地帯イチャモンゴルでは、サンバル汗(カン)とその子イヤンバ汗がドラム汗・アクダイ汗との三つ巴を制していた。
草原を統べる大首長となったイヤンバ汗は、汗の上にハーンという最上位の称号を定めた。そして自らオバ・ハーンを名乗り、次は南の国々も併呑せんと軍を進めていった。
そこから百年が過ぎた頃。ハチジ・ハーンの跡を継いだノンケ・ハーンによって、大衛帝国の北半分はイチャモンゴル帝国に侵略されていた。
武者修行の旅を続ける青年、王偉永(おう・いえい)。彼は旅の途中、イチャモンゴル軍の一部隊が近くの城を攻めているのを見る。義憤に駆られた偉永は単身殴り込みをかけ、見事に部隊指揮官の将軍を討ち取った。
彼は“百歩蛇(ひゃっぽだ)”の異名を取る父、王孟冽(おう・もうれつ)と、その“百歩蛇”すら遠く及ばない“五十歩蛇(ごじゅっぽだ)”の異名を持つ母、糜摩茹(び・まじょ)の間に生まれ、“五十歩百歩蛇(ごじゅっぽひゃっぽだ)”と呼ばれる若き達人だったのだ。
城を守る“安国大将軍(あんこくだいしょうぐん)”范文虎(はん・ぶんこ)の頼みを受け、偉永は持病に苦しむ“持國大元帥(じこくだいげんすい)”趙元起(ちょう・げんき)への書状を受け取る。
しかしその途上で出会ったのは、後に終生の強敵(とも)となる男。ノンケ・ハーンの息子、ゲイ(人名。中国の伝説上の弓の名手)だった……。
とりあえず、こんなのをあと三つくらい作って、文字にしておきたいダジャレを一通り組み込んだら、「ダジャレまみれの嘘あらすじ集」とでもタイトルつけて投下してみようかなと。その後、ハラヘリウスの話を長編化したいです。
この前の嘘あらすじでは書けなかったけど、旅路をサポートしてくれる「案内鰐(ナビゲーター)」とか、“ボスエロス王国一のはみだし野郎”ハミー・デッターとかやっぱり書きたいんじゃー。
その為には、土曜を休息と執筆とで折り合いつける習慣をつけないと……(汗)
あ、無法剣本編投下しました☆(メイン連載しかもクライマックスなのに雑だなオイ)
後はエピローグだけなんで、頑張って来週投下したいなあ……(遠い目)