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トラウマ小説紹介 「隣の家の少女」/ジャック・ケッチャム

近況を報告できるらしく、取り敢えず使ってみます。続けるかどうかは分かりません。なにしろ、見る人がいなそうなので(笑)

さて、需要があるかどうかは疑問ですが、第一回(最終回?)は、わたしの中の「黒い蟠り」を膨張させた、筆舌に尽くしがたい胸糞小説を紹介させていただきます。

その小説こそが、ジャック・ケッチャムの「隣の家の少女」でございます!

読了したのはそこそこ前になるのですが、まあ、今でもありありと思い浮かべることができる狂気の内容よw かなり長い間、衝撃はありましたね。あ、この場合の衝撃っていうのは、「これ本にしていいのか?」って思う類の衝撃であって、この本自体は特段ミステリーでもなければサスペンスとも言い難い、辛うじてホラーの域に入るかどうかくらいで、エンタメではありません。個人的には面白くはないし、ただただ不快です。(どのくらい不快かっていうかは、他の人のレビュー見てみて)

ネタバレはもちろん伏せますが、この本は、端的に言うなれば悪徳のバイブルみたいな本です。もし今サド侯爵が生きていたら、彼はこの本を称賛していたんじゃないでしょうか(笑)

この作品、「胸糞」と言えるものがすべて詰まっています。(エロいしキモいしかわいそうです)しかも、これらの胸糞を体験するのは、まだ年端のゆかない美少女、メグなのです! 

「わたしドSだから!」みたいなノリで読むと後悔しますよ。逆に言えば、この本を読めば、並大抵の「ドS」を鼻で笑うことができます←いらねえよ。
ええ、普通に嘔吐感が込み上げますよ。わたし自身、これらのジャンルには耐性があるのですが、いくら紙の本とは言え、目を背けたくなるような生々しさはありましたね。うん。

でもまあ、集団心理とか、今の社会に響くような内容でもあるので(多分ね。読んでるときはそれどころじゃないとおもうけど)いいんじゃないですかね。終わり方も意外と儚いですし。

てなわけで、あまり長いのもあれなんで、今回はこの辺で。
あ、そうだ。せっかくサド侯爵が出てきたので、彼の格言でも置いときますかね。

  《快楽とは苦痛を水で薄めたようなものである》

では~

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