エジソンのちょっと前にウォルター・ハントっていう発明家がいて、ミシンとか安全ピンとか発明した人なんですけど、彼はただ純粋に物を開発するのが好きで発明を楽しんでいたのです。
おまけに商売っ気がなくて、また、人も良かったんでしょう。ミシンは特許を取れば物凄い財産が転がり込むのに、「そんなことしたら服飾の仕事をしている人たちが大量失業しちゃう」って心配して申請出さずにいて、結局、別の人がミシンを開発して特許を取られてしまいました。
安全ピンは特許を取ったものの、それを「借金15ドル返済できればいいや」って、400ドルでどっかの会社に売っちゃって。とにかく自分の発明に価値があると思っていなかったらしいですね。色々役に立つ物を発明しながらも、生涯ちっとも儲からなかったそうです。
そのあとに活躍したエジソンは、発明家でありながら同時にやり手のビジネスマンでもあったので、会社バンバン設立したり大手と提携したりして、もうがあっぽがっぽ稼ぎまくりです。
同じ発明家でありながら対照的な二人の生涯。この話の元ネタは高校の教材なんですけど、「稼いだ額は違っても、人々の役に立つ物をたくさん作った発明家であることに変わりはない」っていう一言で締めくくってありました。
わたしの書く物語もちっとも賞とかお金になりませんけど、読んでくれた人に楽しんでもらえるように、これからも筆を尽くしたいと思います。
追伸
長編が完結したので、皆様の作品を読みにまわったりしています。わたしが星やレビューを残してもお返しとかお気遣いなくです(´ω`*)