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おまけ短歌『夏の怪奇短歌』


今日は俳句短歌コンテスト締め切り日ですね。
あしわらん、今年はニ十首無理でした。ごめんなさい(-人-)

応援してくださった皆様、去年からの皆様も今年からの皆様も、読んでくださってありがとうございました。
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 短    歌 
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『夏の怪奇短歌』
ニ十首揃わなかったのでここで供養します。

蝋燭に火を灯しつつ車座になりて聞き入る夏の夜話

夜半過ぎ ふいに目覚めて寝付けずに ぬるき夜の汗 うちわ一振り   
狐火に誘われるままに下駄を履き こっちこっちと手の鳴る方へ
境内に灯る提灯あかあかと 風もないのにひとりでに揺れ
夏の夜 響く笛の音 太鼓の音 人に混じりて今宵戯れ
あんず飴 一つわたしにくださいな 差し出す手のひら 光るビー玉
かき氷 食べた私の青い舌 食べる前から青いのだけど 
夏柳 川辺に揺れる珠暖簾(たまのれん)くぐれば幽世(かくりよ)帰る道なし

ふと消える最後の蝋燭落ちる闇 耳朶に聞こえた 今の声誰?
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執 筆 近 況 
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『神鬼』 だけ書いているとホームシックというか現代ミステリを書きたくなるので、今日は来年のミステリ短編賞にむけて応募作に着手しました。長編ミステリコンを諦めたわけではないけれど、『神鬼』が間に合わなそうなのに、書き終えるまで他のに取り掛からないでいると、ドミノ倒し的に締め切り過ぎちゃいそうなので。
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 画   像 
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同じスマホ2台持ちで本のように電子書籍を読む図。
読んだページを2回スワイプすることに慣れれば快適です。
近日高槻準教授シリーズ全12巻読了。

6件のコメント

  • 短歌怖いっす。映像が頭の中に…そして最後の、すーっと消える感が…!

    写真は電子書籍でしょうか?見開きタイプってあるのですね。
  • 私の大好物なお題でしたね!
    江戸の怪奇小説の味わいもあります
    そのへんの話なら、随筆では耳袋、甲子夜話、小説なら雨月物語、春雨物語、伽婢子がおすすめ❤️
    現代語訳で十分なので、機会があれば楽しんでください
    図書館でありますけど、楽しむだけならお堅いのより文庫のほうがいいでしょうね
  • 三奈木真沙緒様
    読んでくださりありがとうございます!
    最後は『知らぬ女の叫び声かな』と迷ったんですけど『かな』終わりはあまり似合わない気がして、でもほかに叫び声を入れる形が思い浮かばず、ぼそっと系の鳥肌を読んでみました。囁かれた人は何を言われたのでしょうね。

    見開きタイプの説明書くの忘れてました。
    これは同じスマホ2台持ちだと見開きみたいに電子書籍が読める図であります(´∀`*)
  • 歩様
    お読みいただきありがとうございます!

    他にもわたあめ、神楽、神隠しなど題材を出しているのでコンテスト気にせずゆっくり詠んで、二十首揃ったら作品にして出そうと思います。

    高槻准教授に『耳嚢』出てきたのでちょうど昨日図書館で予約したところなのですよ。結構エロいと聞いてます。他の文献も是非参考にさせてください。
  • >かき氷 食べた私の青い舌 食べる前から青いのだけど
    がなんかコミカルで好きです♡
    他の歌も情景が浮かんで素敵ですが、背筋がゾッとします……!
    夏にまた拝読したいです(*´ω`)
  • 鐘古こよみ様
    読んでくださりありがとうございます!
    8月のお盆までに書いて作品に出来ればいいなと思っていますo(*´∇`*)o
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