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読者の皆さまへ、ご相談

いつもお読みいただきありがとうございます!
朝斗の作品のブラッシュアップにご協力いただける方への相談です!
(正義の門を少なくとも四話まで読んだ方へ)
(ただし、コメント欄には最新話までのネタバレが含まれています)



『正義の門』は第一話~第三話まで、ほとんど動きがありません。

「いきなりのアクションで掴む今どきの作品とは違って良い」と評価してくれる人がいる反面、あまりの動きのなさに三話目までで読者が離れていってしまっていると指摘する人もいて…

一話目でミナの兄やユス教徒を出すなどして、もっと動きを出した方がいいと思いますか?
作者が決めろよ!という尤もなご指摘はさておき…
もしよろしければご意見くださいm(_ _)m


8/6 プロローグを試験的に書いてみました。
こちらから読めます。よかったらご意見くださいませ。
https://kakuyomu.jp/shared_drafts/0FThpiIbARepFmr2PGqaKnFmowGza64X

6件のコメント

  • コメントへの返信ありがとうございます。
    下書き共有のプロローグ、拝読いたしました。
    少し悩みたいので、お時間をください。
    とりあえず、考えていますーとだけのコメントです。すみません。
    (でも、そうお伝えしておかないと、不安なのではないかと思ったのです。
     私自身がお返事がないと不安になるタイプですので。考えすぎだったらすみません)
  • 静流さん、コメントありがとうございます😊
    了解しました!
  • 長くお待たせしてしまって申し訳ございません。。
    お返事をいただいてまず思ったのは「プロローグに対するコメントかぁ。これは責任重大だなぁ」でした。何しろ、読者が一番初めに出逢う文章です。とてもとても大事なところです。

    次に思ったのは「本当に私に訊くので正しいのだろうか? 私は狙っている読者なのだろうか? いやさすがに、私なんぞの言うことを鵜呑みにされることはないだろうけれど、それでも訊いたからには参考に……と思われるだろうなぁ」です。
    実は私、以前、少し突っ込んだ添削をいうものを気まぐれにやっていた時期がありまして、それがお役に立てた場合もあれば、作者にご迷惑をおかけしただけの場合もあるのです。
    嬉しかったこともあれば、後悔もあります。結論として、その作品が求めている読者が意見を言うのでなければ、迷走させてしまうだけだなぁ、と。

    現在では、気心の知れた友人と添削しあっている(正確には、最近、友人が書いていないので、私が一方的に読んでもらっているだけ)状態でして、その友人の意見が気に入らない場合は、私はきっぱりと突っぱねられます。そのくらいでないと、意見というやつは危険だなぁと思っています。(ちなみにその友人は、ネットで広く意見を求めて収集がつかなくなり、エタったことがあります)
    ただ、やはり自分(作者)ではない「目」は本当に大切だと思います。添削してもらっていると、その力をひしひしと感じます。出来栄えがはっきり変わります。

    つまり、私の意見なんぞは、すっぱりと切り捨てても構わないと私が思っている、ということをまずお伝えしておきます。
    そして、次に、果たして私がこの作品が狙っている読者かというと……。
    読むのも書くのも、Web小説とは言い難いものが好きという点では、外れてはいないと思います。基本的にシリアスで、ご都合主義は好みではない。理屈で成り立たせるのが好きで、超魔法などは出てこない。複数視点も好きですし、あらゆる方向から物語を追っていくというスタイルも心躍ります。
    ただ。
    私は感情移入して読む・書くのが好きです。俯瞰したスタイルは今ひとつ、のめり込みにくい。
    場面が変わって「謎の悪役が、主人公の知らないところで悪巧みの相談をするシーン」なんか出てくると、そこに燃える作者・読者がいることは知っていますが、私個人は「分かんないシーンが出てきちゃった」という今ひとつの反応をします。曖昧なものが苦手なのです。


    前置きが長くなってすみません。

    プロローグ、今までの内容を一旦忘れて、まず拝読いたしました。

    台詞が入る前の冒頭。「暗い」マイナスのイメージの情景だと感じます。
    シリアスな物語が始まったと思います。
    淡々とした文章が綺麗であるために、グッサリ突き刺さる感じがします。

    台詞に入って、宗教による争いなのだと理解します。
    この物語のテーマは宗教による争いなのかな、と思います。(そして、それは正しい)

    ただ、「争っているのは全部で四人。男が三人。女が一人。」という文は、そのあとすぐ「男3人VS女1人」とちゃんと書いてありますが、初見では「対等な勢力図」なのだと、なんとなく思ってしまいました。
    この「四人」の勢力は、男性と女性で分かれているわけではなく、2対2かなと。
    台詞の力強さが同じくらいに感じたからでしょうか。(でも、ちゃんと分かる読者もいると思います)
    ひょっとしたら、「三人の男たちが、ひとりの女性を取り囲んでいる」といった感じに書いたほうが、すんなり行くかもしれません。

    「彼女の子供かもしれない」
    第三者の立場で語っているので、この書き方で正しいはず。
    正しいはずなのに、何故か私は引っかかりました。理由は分かりません。
    「彼女の子供だった」でいいような気がしました。
    (「かもしれない」という表現が、「誰かの考え」に読めたのかなぁ?)

    そして、ふたつの宗教のことが説明されます。
    この物語が、ふたつの宗教をめぐるものだと分かり、次への導入となります。

    ――このプロローグが「掴み」となるか。ですよね。

    そもそも、「暗い」感じの話を読みたくない人は、ここで読むのをやめてしまうと思いますが、「狙っている読者」ではないので、それはいいと思います。
    「すごいドラマが始まるんだ」という期待が高まるので、「いい感じ」であると思います。

    ただ。

    このプロローグを読み終えたときに、私の心が何に注目したかというと……。
    「女性の亡骸にすがりつく子供」です。
    この子供に同情しています。可哀想です。この子がどうなるのかが気になります。
    それはつまり、次の展開として「レイヤを主役にした第二章が始まることを期待している」ということになります。
    しかし、実際には、ミックを主役にした第一章が次に来るわけで――。
    そうなると、「期待はずれ」なのだろうか? と悩んでしまいます。

    プロローグとして「興味を引く」ことには成功しても、この物語のプロローグとして「ふさわしい」のか、気になります。

    また、ひとつ気になるのが――、
    昨日、読んだとき、「ふたつの宗教が争う発端となった、殺された女性」の話が出てきたとき、その女性とは「ミックの母」だと私は思いました。
    理由は彼女は故人であり、神依士の妻という、いかにもユス教徒に狙われやすい立場にあったからです。
    それが実は違って、レイヤの母だと分かったとき、驚きとともに、今まで「嫌なお兄ちゃん」だった彼が、一気に私の中でヒーローになりました。良い驚き、感動だったのです。

    それが、このプロローグが初めに来ると……。
    次に来るのがミックが主役の第一章だと、すがっていた子供=ミックという「前提」で、読者は読み進めてしまい、途中で違うと気づいて、混乱するかもしれません。
    また、「女性の子供がすがっていた(発端となった女性には子供がいた)」のが既知の情報になるので、レイヤの過去が語られたときの感動が減ってしまうかもしれません。

    興味を引く文章として良いと思うのに、プロローグとしてふさわしいかは難しい……という気がします。

    プロローグが第1~3話に及ぼした影響を考えてみます。
    殺された女性の子供≠ミックであると、分かっているとすると、プロローグと第1~3話は直接的にはまったく関係のない話となります。

    影響があるのが「ふたつの宗教が対立していること」が明記されたこと、でしょうか。
    これが分かっていると、第1話のミックが「立てこもっている状態」であることを理解しやすくなります。
    描写がうまいので、中からバリケードを作っているのはすぐに分かったのですが、一瞬だけ「この内装はどういうことだろう?」と不思議にも思いました。
    対立していると知っていれば、すぐに「バリケード」と気づくと思います。
    (ただし、情景描写から状況を読み解きたいという、通な読者には、余計なヒントとなって興ざめかもしれません。個人的には描写から状況を表すのは、なかなか面白い手法だと思いました)

    結論として、ミックの日常のシーンが淡々としていることは、プロローグが加わっても変わらないので、プロローグの効果は……なんともいえません。


    第1~3話を、もう一度、ざっと読み返してみたのですが、特に無駄なことは何も書かれていないんですよね。どれも必要なことばかりです。
    初見ではなくて、もう第12話まで読んでしまったからというのが大きいと思うのですが、読み返すほどに第1~3話は重要だと感じるのです。

    どう考えても、これからワクワクするような冒険が始まるような物語ではありません。
    辛い物語になる予感があります。それが分かっていても、ミックを応援するために読み続けたいと思う読者を「掴む」のは、いったい、なんだろうと……悩んで、答えが出ません。すみません。
    (事件がないと面白くない、という読者は、残念ですがサヨナラでいいような気がしてきました……)


    いろいろ読み返し、今、あらすじを読みました。
    (ネタバレがあるとつまらないので、あらすじは読まないタイプなんです)

    第一主人公って、レイヤだったんですか!?
    すると、あのプロローグのまま、第二章に行ってもいいってことになるんでしょうか?
    (プロローグ→第二章の場合は、殺された女性=レイヤの母とすぐ分かる。ミックの母と勘違いしない)
    個人的な考えとしては、メインとなる主人公のほうが先に出てくるほうが自然な気がします。
    読者は、先に出てきた人物に感情移入をしようとするだろうからです。

    第一章のラストを読んでしまった以上、私はミックに肩入れしています。彼は私の中で主役です。第1~3話は彼の日常で良いのだと思っています。
    バリケードだと書かずに、バリケードを描写している手法、好きです。

    しかし、今となってはミック贔屓になった気持ちをいったん忘れて、考え直して……。

    つまり、プロローグ→第二章→第一章の順でも構わないのでしょうか。
    レイヤのほうが感情移入しやすいですから、「先へと読み進めてもらう(=掴み)」には第二章が先というのはありかもしれません。

    ……でも、もう、私の中ではミックが先(メイン)になっているので、今更、第二章が先というのはイメージできません。すみません。
    どなたか、新たな気持ちで読める方に意見を聞いてみたいです。
    情報の順番が変わってくるので、読者の驚くポイントが変わってくるはずです。メリットもデメリットもあると思います。


    まったく、まとまっていなくてすみません。
    混乱させてしまっただけのような気がします。申し訳ないです。
    長文、乱文、失礼いたしました。
    ご不快に思われたら本当にすみません。
  •  静流さん

     この度もすごく丁寧なコメント、痛み入ります。

     外部の意見が物語の方向性を狂わせ、結果魅力を失わせてしまうという現象は大いにあり得ることだと思います。ご心配いただきありがとうございます。

     宗教名変更の経緯をご存じでしたら、読んでいただいた作品が既に読者の方の意見を取り入れているということがお分かりいただけると思います。私にとってインターネットで作品を公開するのは、本作が初めてです。一人でノーパソに向かい合っていた時とは違い、本作を読み込んでくださった読者の方と話し合うのを楽しいと感じています。それこそ、作者である自分以外の「目」の存在ですね。静流さんが最新話のコメントで指摘してくださった「掴み」を、プロトタイプの段階から自分も問題視していたため、同じように感じてらした静流さんにご意見を聞いてみたくなった次第です。

     けど……すごく時間かかってますよね?
     ただでさえ三万字という短編ではない長さを読んでいただいているのに……こんな長文のご意見まで……。アドバイスをお願いしてしまいご迷惑ではなかったかなと心配です。
     でもこうして書いていただいたので、ご意見はしっかり受け止めて向き合いたいと思います。
    (そして、静流さんの作品を読むときにしっかりお返ししますね!)






     どうして第一主人公であるレイヤの登場の方が後なのか。

     それは、静流さんが感じてくださったような、「あの嫌な兄貴の裏側にこんな事情があったのか」というところを読者に感じてほしかったからです(静流さんの中でレイヤの印象が反転してくれてよかった!)。
     レイヤの語りが始まる前に、客観的に見た彼と妹の姿を描いておきたかったのもあります。
     そして、第一主人公がルクス教徒でないレイヤである以上、今後ルクス教徒の痛みや苦しみを描写する機会がないため、物語の序盤にそういう場を設けたのです。

     なぜミックではなくレイヤを第一主人公としているのか。それは、第二章を最後までお読みいただければ分かると思います。
     ミックの姿で語られた信仰と命の天秤はこの物語のテーマの一つではありますが、本当に書きたいところはもっと別のところにあるのです。
     第一主人公がレイヤであるとあらすじで謳ったのは、ミックの葛藤がこの物語の本筋ではないことを示唆するためです。





     第二章を先に書けば読者の掴みはもっと強くなるとは思います。
    (そうしたら読者を掴めるかなという意図もあって、あらすじ内に「第二章から読んでもいいよ!」と書いてあります…)
     けれど、ミックの話を全体の序章として先に書くのは、私の中では必要なことでして、静流さんの感じたものと通ずるものがあると思います。





     「殺された母親の子ども」がミックであるとして読み進めてしまう、というご指摘。確かにそうですね。
     ミックの母の死について、第一章では触れていません。あまり意識してはいませんでしたが、ミスリードを生むことができていたんだなと思います。
     加えて、この話がプロローグとしてあまりよい働きをしていないならば、(内容は第十一話で書かれていることと同じなので)プロローグにはしない方がよいと思いました。

     プロローグとして、「争いが始まる前のミックの日常(フィランと遊んでいた時の頃のような話)」「一人のルクス教徒の女性が殺されたというニュースをミックが聞いたときの話」などの案がありました。
     …が、第一主人公がミックでない以上、それらは不適切かなあとも思います。







     この話が意図する読者さんは、「あらすじを見てピンと来た人」「腰を据えて読む物語を探している人」です。
     今回立ち上げた自主企画を相互読み合いの形にしなかったのも、シリアス展開を欲さない読者が一話目を読みに来て、そのまま立ち去ってしまうのは嫌だったからです。
     一話バックも悲しいけれどあります。けれど、動きのない三話までを乗り越えて読んでくれた人は、この作品をフォローしてくれることが多い印象があります。そういう読者さんを大事にしていく方がいいのかな…という気持ちもありつつ、やっぱり読者を強く引き付ける冒頭話を用意したいという気持ちも捨てきれません。



     また自分でも考えてみます。
     あるときいい導入をひらめくかもしれないし、今のままでも読者さんがたくさんついてくれるようになるかもしれないし、とにかく今はレイヤの過去話をしっかり仕上げることを優先しますね!


     ご意見いただき本当にありがとうございました。
     静流さんの物語も大切に読ませていただきますね。参加順に読もうと思っていますので、17番目に拝読する予定です。
     よろしくお願いいたします(^^)
  • お返事ありがとうございます。
    これ、アドバイスではなくて、私の頭の体操です。
    自分がしっかり筋道立てて考えることができているのか、というそんな感じのもので、むしろこちらこそ、長話にお付き合いしてもらって申し訳ないです。
    でも、考えるのは楽しかったですよ。さすがに疲れましたけど(笑)。

    第一主人公のレイヤの登場がミックよりあとで正しいのだと、第13話を読んでも思いました。
    印象が反転するのは面白いですし、第一章があったからこそ、第二章がより重い気がしました。
    あらすじには第二章から読んでも、とありますが、個人的にはやはり第一章から読んでほしいなぁ、と思います。ミックも好き(段々と好きになってきた)ですし。

    (あと、拙作は非常識なほどに長いです。だから、あまり頑張って読もうとか思わないでください。もしも、興味を持っていただければ勿論、嬉しいですが……。
    連載期間が長く、初めのころに読んでくれていた人にも、見限られたり、退会されたり、忙しくなってログインされなくなったりで減る一方なわけで、自主企画に参加して少しは読者が増えたら良いな、という薄い望みにかけているという感じです。読み合い企画にはまず参加しません。私が「読んだから、読み返してください」なんていったら、相手の方にものすごい負担になりますから。それと、私が読む時間を確保できる保証がないのと、好みが非常に狭いので)
  •  ミックも好きになっていただいて、ありがとうございます!
     この『正義の門』の本当のプロトタイプは5話からなる中編だったのですが、最初に生まれたキャラクターはミックでした。一番長く私の中で生きているキャラなので、愛情はあります。

     まだほかにも主人公がいます(多すぎ)。ダークファンタジーなのでネガティブな葛藤を抱えているキャラクターが多いですが、読者さんの心に響く何かは持ち合わせていると思いますので、お付き合いいただけたら幸いです(^^)

     静流さんはあらすじと冒頭に関しての率直な意見をご所望でしたよね。その部分に関しては真剣に読ませていただき、それ以降は惹かれたら読むという形にしますね。
     お気遣い感謝します。
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