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明智湖太郎誕生秘話②

誕生秘話②とか、本編読んでねーから分からんわ!

という方、本編読んでください。
あるいは、これを先に読んで、本編に興味持って読んでください。全ては読むことから始まります。
そしてハマれ。男子はハードボイルドな漢の世界に酔い、女子はイケメンに沼れ。
ミステリー好きは謎解きの快感を味わえ。


前回に引き続き、キャラ設定とかの裏話を。

無番地の所長のおっさんは、作中で薄毛を影でいじられ続けていますが、当初の設定ではハゲていませんでした。

何でハゲさせてしまったのかと言うと、無番地という組織自体がスパイとして不完全なところのある人たちを集めた場所なので、そこを束ねる所長もただのナイスミドルより、欠点があった方が味が出ると思ったからです。
あと、ちょうど銀魂のコミックスの表紙が星海坊主でして、「かっこいいハゲよい!」となり、ああいうビジュアル設定になりました。
完全無欠のナイスミドルのスパイマスターだと結城中佐になっちゃいますしね。
それは避けたい。

最終話で明かされる彼のあれこれも、不完全故のものです。

ちょうど構想を練っていたころ、リアルに尊敬していた人が、やらかし、個人的に物凄くショックを受けまして…。
ショックでしばらく人間不信になりかけましたが、それでも私は止まれません。私の道をまっすぐ生きなければなりません。
幻滅はしたし、やらかしたことは軽蔑するけど、助けて貰ったことや教えて貰った大事なことは、これからも大切にし、未来を目指したい、と思えるようになり、漸く心の整理がつきました。
その時の経験を、物語に転化させたのが、最終話の展開でした。

転んでもただでは起きないぞ。

あと、『無番地』という通称名も、結構考えてつけました。
元ネタは住居表記です。
普通は『◯丁目2番地』とか数字がつくのはご存知の通りですが、番地のない場所というのもありまして、そういうところは『◯丁目無番地』といった感じの表記になります。
一般的に公共施設が建っているところが多いらしいのですが、日本で一番有名な無番地と言えば、『網走刑務所』
そう、網走番外地ってやつです。
所長がどんな意図を持って、自分の諜報組織に『無番地』という通称名をつけたか、意味深でしょう?

今日のところはここまで。


次回は明智以外の7人の諜報員について書きたいと思います。
まだやるのかって?

やるよ、読者様や評価を増やす助けになりそうなことは、出来うる限りな。

読んでないから、こんな話知らん?

じゃあ読んでくださいね。

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