二次創作の小説をネットに上げていた頃、よく読者さんにお褒め頂いたのが「登場人物が生々しい」といったことでした。
当時書いていたのは、某有名少年漫画の脇役の少年が数十年経って中年になったら…という色々ごめんなさいな内容の作品でしたが、ありがたいことに元作品のブームに乗れたこともあり、多くの方に支えていただき、気づけば2年近い長期連載となりました。思うところあって、現在は削除していますが。
まあ、それはさておき、読者の方々から頂いたメッセージで嬉しかったのは、「主人公と同年代の男性が書いていると思っていたら、あなた女性だったのかい?!」というものでした。
特に、本物の男性から言われると嬉しかったです。
周囲の主人公世代の殿方を参考に、自分よりやや年上の男性の気持ちや行動を想像しながら書いていたので、リアリティに不安があったのも嬉しかった一因でしょう。
まだ明智たちは生まれたばかりのキャラクターですし、生きている時代も違います。
おまけに一次創作ですので、読んでくださる方からすると、真っさらな状態から生まれた男です。
それでも、明智に「うちの会社のちょっとめんどくさい同僚」くらいの生々しい存在感を感じて頂けるくらいのキャラ造形をしていけたらと思っています。