既にリトビと言うスピンオフがあるではないか?
と言う突っ込みはあるだろう、HAHAHA!
その一方、純粋なまおよめ本編から、尚且つ異世界時空のスピンオフは短編一つのみである。
基本的には割りとパワープレイでダイジェスト気味の本編、特に第一章のエピソードをいくつかピックアップすれば、更に深掘り出来そうな予感だ。
物語の構成上、記憶が月へと旅立っている期間よりも、ナギ姐さんが合流したあたりからの物語を書いた方が望ましい。
まおよめ 第一章 10 狼達の矜持と揺らぐ大檣
https://kakuyomu.jp/works/16817139558426433930/episodes/16817330650550372480 こちらの異世界パートより、再会した前世のご縁から始めるのが良さそう。
まおよめ 第一章 11 回転灯籠は踊り、覚醒する
https://kakuyomu.jp/works/16817139558426433930/episodes/16817330650718160365 こちらの異世界パートにて、記憶のほぼ全てを思い出した魔王ことカスガ。
ここから彼を動かしやすくなったのだ。
まおよめ 第一章 12 怠惰なる転生者達
https://kakuyomu.jp/works/16817139558426433930/episodes/16817330650980050908 こちらのナギ姐さんパートにて、たった二人の大陸打通作戦的なものがあった。
ほぼほぼダイジェストであり、この作品において近接戦最強扱いのナギ姐さんが、たったの一度も詳しい戦闘描写を書いてすらいない。
ここが一つの深掘り要素。
次にどのような目的を持って、大胆にも勇者や山賊等の襲撃者を撃破しつつ、大陸を南へ縦断するような行動に移ったのかを明確にし、二人の考える戦略的な目標を達成すると言う流れになったのか?
こちらも深掘り要素。
そして、ギャグ要素であるオチ。
魔王と魔女は、付近に勇者がいれば感知すると言う異能があるものの、油断大敵、盛大に寝過ごして全裸のまま勇者を迎え撃った…なんて、過去の笑い話のように語っている。
しかし、裸族の魔王と魔女を相手した勇者の生死は明記しておらず、どうなったかは謎のままナギ姐さん編は終わっている。
ここが、次に紹介するエピソードと紐付ければ、最高の深掘り要素になるのだ。
まおよめ 第一章 16 遠い日に謳えば
https://kakuyomu.jp/works/16817139558426433930/episodes/16817330655059857789 勇者一行の奇襲に全く気付かなかった魔王であったが、いつものように迎撃成功。
命と引き換えに降伏を申し出た幼き勇者相手にすっかり毒気を抜かれた魔王は、多少の葛藤があったものの結果的に受け入れた。
その時、魔王は勇者の名を訪ねるが、ないと答え、続けて父母と兄がいない、もしくはいなくなった孤児であることを匂わせた。
しかしそれは、彼女に兄妹がいたという発言そのものであり、後にグリーンティと名付けられる幼き勇者と、先の裸族エピソードで相対した勇者にはある共通点がある。
どちらもかなり近付くまで感知出来なかった。
裸族エピソードにおいては完全な油断でもあったが、今回も爆発音がするまで一切気付いていない。
グリーンティは結果として生存した事もあり、もし、裸族エピソードで相対した勇者を何らかの理由で生かした場合…これは良い深掘り要素になる。
それらを併せて考えれば、この二人は兄妹であると言う風に考えることも出来る上、その後のナギ姐さんが、グリーンティをすんなり受け入れる理由としてもなんら不自然ではない。
と言う訳で、魔王カスガ、鬼神の魔女であるナギがコンビを組んだスピンオフもの、更に何らかの理由で生かされた勇者との交流を描いた、全30話ぐらいの新作を構想してみたのであった。
あ、本日の朝、まおよめ第二章19を投稿します。
以上───。