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『片隅に生きる人々』を、少しでも読んでくださっている方々へ

 久しぶりの近況ノートです。自分は常々、「新人賞をとって作家デビュー(書籍化)」と言うルートに疑問を感じている人間ではあるのですが、「片隅」を手に取ってもらえるきっかけになればと思い、「第2回ドラゴンノベルス新世代ファンタジー小説コンテスト」の公募に参加してみました。

 参加しているのは以下の作品です。

『片隅に生きる人々』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054903081361

 また、選考ページは以下の通りです。

「第2回ドラゴンノベルス新世代ファンタジー小説コンテスト」
https://kakuyomu.jp/contests/dragon_novels_2020


 この公募には非常に面白い点が一つありまして、編集者たちが下読みから最終選考作品を選ぶという通常のルートの他に、読者選考と言う別ルートがあります。具体的に、応募要項から書き抜くとこんな感じです。


『応募された作品の中から、読者選考によるランキング上位作品と編集部からピックアップされた作品が最終選考対象作品としてエントリーされます。編集部内で最終選考を行い、大賞作品を選定いたします。

*読者選考期間中の読者による評価が、ランキングに反映されます(*太字)』


 この言葉の意味を自分なりに考えて見たのですが、これは実質的に、「読者選考による評価が一次審査(足きり)になっているのではないか?」という結論に至りました。1415作とそれなりに多いエントリー数でありながら、読者選考集計期間から、最終選考作の発表までの期間がかなり短い(ひと月足らず)からです。

 読者選考期間は、2020年5月6日(水)00:00 〜 2020年7月31日(金) 23:59となっており、もっともこの期間に近い半年間のランキングでは「片隅」は94位です。また公募ページに表記されている週間ランキングは66位です。足切りを突破するには、ちょっと微妙な位置かなと思っています。*2020年7月29日現在。

 ですので、『まだ最新話まで読み終わってない』とか、『完結作でしか判断しない』という方がいらっしゃいましたら、既読部分、もしくは現状での判断で構いませんので、ご評価をいただければと思います。勿論、【星を与えるに値しない】という評価であれば、何もしていただかなくて構いません。

 これはあくまでも、【作品に何らかの評価を与えようと思ってはいるが、現状では留保してるという方】に対する呼びかけです。読まなくてもいいから、評価だけはしてくれと言うお願いではありません。

 また、「足切り」という結論は、あくまでも僕の個人的見解であり、「ドラゴンノベルス新世代ファンタジー小説コンテスト」を貶める意図はありません。むしろ、読者の支持が選考に反映される分、他の公募よりフェアだと考えています。

 編集部の方々にしっかりと読まれた上で落選して、自分の将来につなげたいと考えています。よろしくお願いいたします。

10件のコメント

  •  読者選考ありコンテストは実質的に読者様の評価が一次です。それから下読みの皆様が読んで編集部様です。
     私も昨年参加しましたが、厳しいですよ💦
     ランキングが上で尚且つ、下読み、編集部様の目に止まらないと、どうにもなりません💦
     昨年の結果を見た時はランキング二桁で、かつ、編集部様の求めているものと合った作品が、受賞しているように思われました。
     今年は更に厳しいみたいですので、ご検討をお祈りします。
     私は読者選考なしの短編の賞に挑戦中なので、読者選考期間内に全て読むのは難しいですが、できるだけ拝読させて頂きます。
  • 情報ありがとうございます。やはりそういう感じですよね。

    非常に厳しいですが、選考過程が全く分からない他の公募より、フェアなのではないかなとも思います。編集部に求められている作品では全くないと思いますが、他の人にかけないものを書いている自負はありますので、何とか一次くらいは突破したいと思っています。
  •  少しでも拝読させて頂きます。そして、拙作をお読み頂きありがとうございます!m(_ _)m ほ、星まで頂けるとは恐縮です!
  • 角川武蔵野文学賞は、参加しやすい割りに応募も少なく、穴だと思います。少しでも、プラスになればと思い評価を付けさせていただきました。

    まあ、僕も書いたらライバルになっちゃうけど(苦笑)
  •  ありがとうございます! ライバル歓迎です!
     ですが、まずはドラコン頑張って下さい!
     折角、長編に挑んでいるのですから!
  •  あ、ドラコン参加昨品完結してますね💦
     では、武蔵野文学賞参加されるのなら、お互い頑張りましょう!
  • 完結って言うか、切りの良いところで切って参加したって感じですかね。先の構想は滅茶苦茶あるんですが、公募期間中はここまでが限界でした。
  •  あ、よーく見たら、完結されていませんでしたね💦 エピローグがあったので、てっきり💦 
     読みやすく、興味深い内容ですので、読者選考期間内に、出来るだけ拝読させて頂きます!
  •  的を得ない発言をお許しください。気に障れば削除して下さって結構です。

     「片隅に生きる人々」を拝読していて思うのが、年齢層が高く設定されていると覚えます。
     内容もさることながら、CRーXとか具体的な言葉を使われていますが、言われても今の若者には想像が付かない。私は乗り物好きなのでCRーXで想像がすぐにできます。
     なので若年層向けにはちょっと……。
     例えばですが、あの有名な「ギフト」を見ている感覚がするのです。と、すると別の賞を狙うのもありかと思うのです。
     ファンタジーと言うよりは、サスペンス、シリアス、ミステリ、ハードボイルドなどを扱っている賞に応募する事で、光が見えそうな気がします。
  • ご意見有難うございます。

    僕はもともと別の業界で文章を書いていた人間でして、既についているファン(お金も頂いております)に対して作品を書いているので、そのように感じるのは当然かと思います。なので、別に気に障る事は無いですよ。

    CR-Xが分からなくて話が通じないかというと、そんな事はないように書いてあるので(旋回性能の高い車という事だけ通じればいい)、特に問題はないかなと考えています。分かる人がニヤリとしてくれればいいネタの一つですね。

    このノートの冒頭にも書いてありますが、僕自身は、「賞を取ってデビュー」と言うルートそのものに疑問を感じている人間です。ですので、賞のために作品の内容を変えるという事はしないと思います。また、作家になることがゴールでもありません。

    エッセイを何本か投下しておりますので、目を通していただければ、より主張が理解していただけるかと思います。

    https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054897695208/episodes/1177354054897695466

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