どうも、カクヨム、及びラノベ作家のときの筆名は伊可野万です。
今年も一年、悪レべを読んで下さった読者の皆さん、本当にありがとうございました。
私事で恐縮ですが、現在私は朝活をしています。
夜の10時に寝て、朝3時半に起きて7時までの時間を、歴史や数学の勉強と読書、執筆、趣味にあてています。
朝の方が私は冴えたアイデアが沢山浮かぶようで筆も進み、早朝から執筆を頑張っていました。
この一年間は、いや、この一年間も、本業の合間に毎日休まず筆を取り、朝活を続け、
小説をひたすらに書き続けた、そんな一年でした。
書き続けることを止めなかった私自身の2023年は、ぼんやりとではありますが、出口の光が見えてきたような気がする、そういう一年だったような気がします。
ということで、悪役令嬢だけがレベルアップ出来るRPGが、2023年、プロット段階ではありますが、シナリオの概略が完成し、あとは本当にもう人間プリンターになってガンガン出力していくだけ、という段階に入ったことを、読者の皆さんにご報告とさせていただきます。
JRPG風ゲーム小説という特異なジャンルである悪レべの物語は、全4部+最終章構成ということで纏まり、当初の構想よりも少し短くなりました。第1部は導入部分であり、主要登場人物の掘り下げ等、本編とは直接関連が少ない余白的な、ゲームで言うところのサブストーリー的なものも多く書かせていただいてます。そのため長くなっておりますが、第2部以降はムービーゲーのような本編のみの一本道で、テンポ良くサクサクと物語を進めていく予定ですので、恐らく全600~800話ぐらいで完結する、というか、完結させよう、と考えているところです。
RPGとはいっても、日本人が好きなJRPG風ファンタジーというのは、2023年にGOTYを受賞したバルダーズゲート3のようなコテコテのファンタジーではありません。ルッキズムのようなものが蔓延している日本のサブカル界隈では、物語において魅力的な美しい女性、いわゆるヒロインの存在は絶対欠かすことが出来ない要素です。
現在連載中の女主人公のアグニ(炎という意味)は、一言で言えば、悪役令嬢ということもあり、男はつらいよの寅次郎、女寅さんみたいな雰囲気の女の子です。アグニ自体が風雲児のトラブルメーカーであり、行く先々で、出会う人物と次々衝突していきます。人として欠点が多く、現実にいたら迷惑な女の子かもしれません。
ですが、物語の主人公というのは、完璧超人過ぎると案外融通が利かなくなってしまい、話が面白く転がらなかったり、置き物になってしまったりします。
完全無欠の存在が主人公の物語を書く場合は、その分ライバルや敵役を魅力的に書かないといけなくて、書く側としては難しくなります。それに世の中完璧な人間などいませんし、欠点があるからこそ、その登場人物の長所も輝くものなので、私はこの作品の主人公達には、あえて解りやすい、明確な弱点を設けることにしました。
今この作品を楽しんで読んで下さっている読者の方々には、「人として完璧ではない主人公たちが、人としてとことん正しいことを為そうと奮闘し、完璧な物語を紡いでいく」までの過程を楽しんでいただければ幸いです。
現在掲載されているのはまだ第一部の第二章までですが、執筆自体は第2部の終盤ぐらいまで進んでおり、現在は物語の一つの山場である第3部の初稿を書きつつ、これまでの伏線回収や、ラストに繋がる展開などの詳細なディテールを煮詰め、慎重に筆を進めているところです。非常に伏線が多いお話しなので、主要な伏線の回収漏れが無いように気を配ってます。
書き溜めた分のストックは大量にありますので、現在の週1ペースで掲載をしていれば、私が重篤な病気になって入院するとか、何か他に特別な事情でもない限り、突然無期限連載休止になるようなことはございません。もし連載休止とか、最悪打ち切りになるような場合は、またこの場で事前にお知らせ致します。ですので読者の皆様には、これからも安心して読んでいただき、毎週月曜日を楽しみにしていてください。
もう一つ、悪役令嬢がレベルアップ出来るRPGに関して、大事なお知らせがございます。
悪役令嬢がレベルアップ出来るRPG、改題いたします。
ネタバレになってしまいますので改題の結論に至った詳細は、現時点ではこの物語の結末までの構想とラスボス戦の構想と決着方法をキッチリ作り終えた上で、ちょっと物語の内容とタイトルがそぐわないな、と思うに至った、という程度に留めさせてください。
2024年から、タイトルが変わります。
新タイトルは、ずばり『焔のシルヴェ二ア』です。
シルヴェニアというのは、ラテン語で「森」を意味する言葉です。シルヴェニア(森)とは何か? 物語にどう関わってくるのかは、ぜひ今後も読んでいただき、その詳細が明らかになるのをお待ちください。
ということで、今年一年、お付き合いいただき、ありがとうございました。
2024年も、変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
良いお年をお過ごしください。