あかりと妖怪達の物語、これにて一旦完結です。
ついでにずっとモヤついてたタイトルも変更しました。これもまだ(仮)だけど。
書いてて楽しいものをひたすら完結までぶっ通しで書き続けられたな、という印象なので完結させられたことが嬉しい反面少し寂しい様な気分です。薄ぼんやりとシリーズ物に出来たらいいな、という気持ちがあったのでまた続きを書きたいなと思ったりなんだり。
灯子さんの事や天狗様、他にもちらほら書いていないこともあるので……。
それとノープラン勢い任せの弊害で整合性の微妙なところがあるのはちゃんと直さないと。
何はともあれ、この物語を読んでくださった方、本当にありがとうございました。読んでくださる方がいなかったら完結まではこぎ着けなかったと思います。
ここからは特に読む必要の無い私が楽しいだけのおまけです。
登場した三柱の小ネタ。
あかりは白樂を龍と言っていましたが、実際の所は龍と言うよりは蛟竜に近い存在だと思われます。龍の幼生ではなく龍の近縁種の説を取っているので、龍と比べて劣る、という訳ではないですが厳密に龍神ではないようです。水を集め創り出した淵に溜め、それを自在に送り出すというような能力があるようで、それを見込まれ水脈の無い霧館を任されました。
青鈍がいまいち真神のリーダーとして振るわない原因の一つが白銀にあったりします。白銀にとって黒金は敬愛するリーダーであり共に群れを率いた無二のパートナーであり、その黒金に「青鈍を支えてやれ」と言われ、「私が青鈍を助け導きこの群れを守っていかねば」と気負い少々過保護気味になっていました。けれど白銀も最後の調停の中で青鈍が守るべき未熟な若者ではなく十分リーダーを務めるに足る存在だと認めたようなので、この群れももう大丈夫なんではないかなと思います。
小葵が眷属に対してワンマン気質なのはそもそも小葵と眷属の関係が「眷属は小葵から命と力を貰った分霊体であり眷属とは小葵の命の一部」という感じのものだからです。なので蘇芳も他の眷属は嫌いですが小葵には変わらず忠誠を誓っています。蘇芳はあかりとの繋がりのために許されましたが、小葵のところは眷属を比較的頻繁に増やす割に数がずっと一定です。喰われた分は「巡りまたうまれる」ので彼らにとっては「そういうもん」です。眷属と主神の在り方にも色々在りますが、ここはこんな感じ。