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『宵に沈む「恋」なれば、』後書きと次回作のお話


 『宵に沈む「恋」なれば、』が本日の投稿で完結になります。
 新着順でタイトルとあらすじを見て読んでくださった方々しかいないだろう小説ですが、完結まで根気強く読んでくださったこと、心から感謝の念でいっぱいです。

 物語序盤は私自身、読み疲れる内容だったなぁ……と反省しております。
 そんな中読み進めていただき、最後までお付き合いいただいたこと、また、フォローや、ハート、評価をくださったこと感謝してもしきれません! ありがとうございました!

 さて、初期のタイトルが『聖女の棲む森』だった本作、最後の最後でようやく繋がります笑
 聖女ものが大好きで、私なりの聖女ものを掘り下げていった結果がかなりのシリアス展開になってしまいました。
 女性の身体は、ほんの少しの環境の変化や気づかないストレスで多大に左右されると思うので、聖霊様の力が与えられたら影響大きいよねと考えずにはいられず。

 また、執筆当初は2部構成で「◇Re:祈り」後の余談がフィリス視点ENDの予定でしたが、セシルが何もしないわけがないと思い至り、神聖国行きの続編に続きました。
 ……いかがでしたでしょうか?
 展開も早く、さくっと進め過ぎた気もしますが、本筋に沿った内容になっているつもりなので気に入っています。

 本作はリディアとセシルの恋物語ですが、同時にリディア(祈祷師)とエリアス(王族)の物語でもありました。エリアス独白を物語のどこに挟むか決めあぐねていましたが、最後の最後で彼の心中も伝わっていれば嬉しいです。


 聖霊は悪魔だと言われても、やっぱり聖霊様だと自分なりの考えを大事にするリディアと、「私を救ってくれるのは神様ではなく‟死神様”なのだ」と考える『闇落ち令嬢とパンドラの箱』の主人公リリーはどことなく(かなり?)似ていますね。次は方向性を変えたいです。

 30万字にもわたる長編になるとは予想もしていませんでしたが、これでも色々と省いたつもりで……笑
 キャラデザや祈祷師衣装を資料として描いていて、その分物語への愛着が凄まじいので、今後もなにかしら投稿するかもしれません! その時はまた目を通していただきたいです。

 最後に。
 次回作は私が小さい時から好きな男装ものです。
 シリアス要素はほどほどに、男装ということでGL・BL要素ありの予定でございます。
 世界観がようやく固まり、これから執筆を始めるので投稿は大分後になりますが、男装もの(学園ファンタジー的な)がお好きな方いらっしゃいましたら是非、次回作もお読みいただけると嬉しいです!

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