「タマゴが先か、ニワトリが先か」
僕の答えは「ニワトリが先」です。
なぜならニワトリが先にいないと、タマゴが産まれないから。
じゃあ、そのニワトリはどこから来たの? って話なんですけど、突然変異とか進化によって最初のニワトリが産まれたのだと思います。
きっとニワトリの先祖は、最初はタマゴを産むタイプではなくて、鳥の姿をしていたかどうかもわからない、現在の姿とはまるで違った生物だったのでしょう。
それが進化してタマゴを産むニワトリになった。
つまり、ニワトリが先です。
次。
「風が先か、波が先か」
これはニワトリタマゴ問題よりも難しいです。
風が波を立たせているのか、それとも波が風を起こしているのか。
タソのおうちの前の田んぼが水を張りました。
普通のお米と違って、その田んぼではもち米を作っているそうで、少し水を張る時期が遅いのです。
田んぼは綺麗な水面に小さな波を立たせていて、それが風によって引き起こされている現象であるとわかります。
では風が先か。
その風がどこからやって来たのかが問題です。
太平洋や大西洋のような大きな海ではどうでしょう。
そもそも「気流」というものが上空にはあって、台風やハリケーンを生み出す原因になっています。
では、気流はなぜ起こるのか。
それは地熱や海水温による気温差、気圧差でしょう。
気温が高ければそこに上昇気流が発生し、風は気圧の低い方へと流されていきます。
そしてその気流と同じように、海流もあります。
海は常に流動していて、海面には波が発生します。
すると、波によって気流が発生するのも一つの事実であり、必ずしも「風が先」とは言い切れない部分もあるのです。
ではどっちが先だったか。
はるか昔、月が生まれた時、まだ地球上には海がありませんでした。
少しずつ地球が冷えて地熱が弱まり、やがて海ができるわけですが、ここに答えがあります。
「海が後」という地球の歴史上の確固たる事実があるのです。
つまり、「風が先」です。
しかし、月が生まれた時に、既に「最初の」海がなかったとは言い切れません。
巨大な隕石との衝突により、その海が蒸発しただけの話で、その時すでに海流によって風が生み出されていた可能性もあります。
その場合は「波が先」ですね。
さて、なぜこんな話をしているのかと言うと、タソは数ヶ月ぶりにモンスターエナジーを買いました。
ミルクティーも買いました。
「どっちを先に飲むか」という永遠の問題に直面しています。
ミルクティーが先か、モンスターが先か。
どちらも味の傾向が全く違うので、これを間違えるとタソの味覚満足度に悪影響が出ます。
うーーーん、うーーーーん。
こうしてタソは五億年悩んだ後、コップに二つを混ぜて飲むことを決意した。
それは「混ぜるな危険」を通り越した痛烈な酸味とミルク感の暴力的マズさであり、単体で飲んだらメチャクチャ美味しい飲み物が、こんな喧嘩どころではない「大戦争」に発展するのだと初めて知ったのだった。
おしまい。