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第七回こむら川小説大賞、ありがとうございました!

 連日の暑さにヘロヘロになっていたら、いつの間にか天気図に秋雨前線が現れるようになりましたね。気温も下げて欲しい……そう願う日々です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 第七回こむら川小説大賞に今年も参加させて頂きました! 楽しかったー!!
 日程の前半に納められるように書くのを目標に、二作品で参加させて頂きましたが……終わってみれば238作品というものすごく大規模なお祭りになってましたね。評議員の皆さまは本当に凄い偉業を……お疲れ様です。そしてありがとうございました。

 さて、私の個人的な課題としましては「昨年頂いた講評を意識して書くこと」でした。読者にわかるような説明をしよう、緩急をつけよう、アクセルを踏もう、主人公に変化を持たせてエンタメ物語としての形を作ろう、という辺り。
 言い訳をするとですね、私は長らく二次創作を読み書きして楽しんでいた身でして。二次創作は既にキャラクターと世界観が出来上がっており、そのキャラクターと過ごすこと自体や、登場人物として作品世界に入り込みキャラクターを間近で見て楽しむという……少なくとも私のいる夢女界隈では、そういう類のエンタメです。なので「物語を書く」と言うよりも、「情景を書く」に特化しているのかなーと。
 しかしながら、一次創作も三年目。
「前回のこむら川から数えて、長編二本を仕上げた私はひと味違うぜ!!」
 そんな気持ちで挑んだ第七回こむら川小説大賞でした。

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【ワンダフル・デイ】
 結婚披露宴の裏方の人々のお話。お題が「光」だったので、いつかやってみたいと思っていた婚礼音響照明の物語にしました。実は学生の頃にアルバイトで音響照明をしていた経験がありまして……そしたら、こむらさきさんもお仕事としてなさっていたと伺い……うおー、そうですね、会場の規模感がバグってるという話ですね。確かにそこ、抜けていますね。もっとちゃんと書き込まないとダメだわ。
 書いてる途中は文字数制限の中で物語を作ることの難しさを痛感しました。世界観と登場人物の説明、事件が起きて、アクセルを踏んで、いい感じに閉じる。
 難しい……人柄伝わってる? アクセル踏めてる? 合ってる? これ面白い?
 ひたすらそんな気持ちで書いては消し、消しては書き、お話を書いてる時に自分の意識の端から湧いてくる「お前の書く話はつまらんマン」に同意しそうになりながらも投稿ボタンを押したのがこちらのお話になります。
 講評としては「もう一波乱あっても良いのでは」を頂きましたね。やはりアクセルが弱いんだなぁ。ありがとうございます、今後も精進していきます!

 しかしですね、このお話、めちゃくちゃ褒めて貰えましたーーー!!!

 人生初のFAを頂戴してしまい……MACKさん、ありがとうございました!ツイッターでご紹介下さったtomoさんにもお礼を述べたいです!ありがとうございました!!えーん、依田くん!こんなにイケメンに描いて貰えて良かったね!!春永さんまで美しく、しかもイメージばっちり完全一致です!!ありがとうございます!!ありがとうございます!!!

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【ラーメン荒波】
 なかなか憔悴したので、次は書きやすいもの、得意なものを。そして評議員の皆さまにもにっこりして頂けるものを。
 そう思って創作メモを見ていたら、目があったのが「ラーメン荒波」の文字でした。
 お話の語り手は共同意識をもった生命体にしよう。一度書いてみたかったんだ。それ以外は何も決めず、つるつると書き進めているうちに彼らは冒険を始め、社会問題に直面し、葛藤の後一波乱あり、気付けば結末にたどり着いていました。あまり長くもなく、規定の分量にも達している。読み心地は良さそうだ。そぉら、行って来いぃ!!
 頂いた講評としましては、「トンチキなら玄関で設定を説明しよう」「ラーメン旨そう」「テーマに対する回答が弱い」辺りでした。なるほど……なるほど……お作法の問題と、テーマへの言及の弱さは確かに。もっとなんかこう、例えばイカ釣り漁船みたいに「わたしたち」が発光するとか、もう少し仕掛けをしたら良かったかも。(今思い付いた)
 でも、こちらは評議員の方々にも楽しんで頂けたようなので、嬉しかったです!やはりラーメンは良いものです!読んで「ラーメン食べたくなった」と言わせたら大成功です!ありがとうございました!!

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 二作品とも講評の中で「短編は書けているので、中長編にチャレンジしてみてください」とこむらさきさんからお勧めされていまして。秋頃に長編の講評企画があるとのお話なので、それに合わせて書けたら良いのですが……どうだろうか。今ろくろを回しているのはカクコンに向けてのものなので……書けると……良いんですけどね……。
 賞レースには絡めませんでしたが、昨年の課題を意識して書くのは大変難しかったけれど面白く、やはり有難いなぁと噛み締める次第です!次に向けて、また精進したいと思います!

講評はこちら。(私のは68と79です)
https://note.com/violetsnake206/n/n9b1570ee7ab0?sub_rt=share_pb


 お読みくださった皆さま、ちょこっとでも感想を下さった皆さま、お付き合い下さりありがとうございました!!素敵なお話を読ませてくださったご参加の皆さま、評議員の皆さま、大変お疲れ様でした!!また遊びましょう!!

※添付はMACKさんから頂いた「ワンダフル・デイ」のFAです!家宝です!

2件のコメント

  • MACKさんは私の読了ツイもいくつか拾って読んでくださっていたそうなんですが、どうも暗い話が多かったそうで。で、思い出したのが光り輝く依田くん。ぴかいちに明るい!私もイラストでまで見ることができて嬉しかったです。眼福!!ロマ子さん、MACKさん、お二人ともありがとうございます!

    講評のなかで一つだけ気になったのが、ロマ子さんも触れておられたんですが「もう一波乱があってもいいのでは」の部分でした。(「あ、そう思った人もいるのね」程度に読んでください)
    あれ以上のトラブル(例えば元カノとのアレコレ)は生々しさが出てきちゃって、お仕事小説とかけ離れていっちゃうのでは?という感想を持ちました。適度なアップダウンと依田くんの人間的な成長が心地よく非常にすっきり読めたのが、この話の素晴らしかったところだと思っています。贔屓目なしの一読者としての感想ですし、アクセル弱いとは私は全く感じませんでした。
    というか、「ちょ、依田くん?どうすんの大丈夫ー!?」てドキドキしましたしね。あれ以上の波乱はおばちゃんの心臓に悪いわw

    が、ターゲット層とテーマによってエピソードの強さが求められるんでしょうね。好みは千差万別だからなあ(´ε`;)
  • tomoさん!
    わー、恩人のtomoさん!その節はありがとうございました!!おかげさまで美しいイラストが爆誕……世の中がまた少し良い世界になりました。(素敵なイラストは世界規模の善行)

    もう一波乱のこと……そう、そうなんですよ!!(ハイタッチ)おっしゃる通りで、あそこで元カノが何か行動を起こしたら生々しくなるから……というのは私の匙加減だったんですが、こむら川はWEBエンタメ系小説の賞なので、そこへ持っていくにはアクセルが足りて無いって事なんでしょうね。
    (ここで考える一波乱……例えば、動揺のあまり変な事を口走った元カノに春永さんが逆上し、そこから始まるパイ投げ合戦で会場はんもうめちゃくちゃに!?とか。笑)
    たぶん、ふわふわした感じの作風が私の持ち味なのかなと思うので、そこは変えることなく、しかし偶に違う視点からビシッと刺激して貰うことで引き出しが増やせたら良いかな〜と思う次第です!

    重ね重ねありがとうございます!!今後も楽しんで頂けるお話をたくさん書いて行きたいです!!
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