自身の作品を駄作と呼ぶ事に対して。

人の近況ノートを眺めていたら、すごく気になるコメントが寄せられているのを見ました。
自分の近況ノートでの出来事ではないので、ここで独り言をぼやくことしかできませんが……(別に本人に言うつもりはないです)

内容を要約すると
自身の作品は、駄作なので続きは読んでもらえないでしょう。
というものでした。


僕、個人の考えですが、僕は自分の作品について否定することを一切禁じています。単純に自信を損失して、書けなくなるからです。

カクヨムに一つ作品を載せて、思ってたより評価が低かったこと、他の人の作品をいくつか読ませて頂いて、それらがとても魅力的に感じたこと、この二つが同時に重なって、僕が思ったのは
「なんだ、自分は周囲より優れてなかったのか」という事です。
今まで一人、公募に送り続けていて、感想をもらうことが少なかったので、この機にハッと気付きました。
(今回も含めて)壁にぶち当たった時、自信はなくしますが、決して否定はしないので、「駄作か」とは僕は思いません。
「努力が足りないのか。ならばもっともっと努力をしよう」
と考えることができます。

自分の作品を「駄作」だと見切って良いことなんか一つもないです。
それは、懸命に努力をした自分を否定し、読んでくれる人達の気持ちや時間まで否定する行為です。
相当、昔の作品を読み返して「わはは、駄作だな」と思うことは、まああるかもしれないですが、その駄作を重ねて、あなたが築き上げた現在の実力があるんです。
もしも、最近書いたばかりの作品を駄作と呼ぶなら、どうか現在の努力を否定しないで。それは未来の可能性まで狭めてますよ。


長々とすみませんでした。

3件のコメント

  • @軒下さんコメントありがとうございます。
    「戦術」と「戦略」ですか。なるほど……とても共感できるお考えです。
    また、僕にはぼんやりとした「良くないなぁ」ぐらいの認識だったので、具体的な意見が聞けて、輪郭がはっきりしたような気がします。

    「戦略」について、僕自身まだ要領をつかめてません。
    応募するようになって五年ぐらいは経ちますが、未だに自分のジャンルがよくわかってなくて、明らかにカテ違いなところに応募してしまったことも何度もあります。
    情報収集の面で僕のつめはだいぶ甘いです。
    勉強だなぁ……。
  • @軒下さん
    何ならば書けるかですか。僕はいつも書きたいのを書いて、ジャンルどれ?となっているので、今度やってみようかな……。
    恋愛小説……苦手です。書ける気がしません。
    それでも軒下さんのように書いてみたら出来たわ、とジャンルが広がるかもしれないので、いいですね。
  • 単純に自分の作品をへりくだるのであれば『拙著』という便利な言葉があるんですけどね。
    なんとなくですが、そういう言葉を知らないか、とっさに使いこなせない人が『駄作』とか『底辺作品』とかって自分の作品をいがちな気がします。
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