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✨️【第2回 女性作家の集い】【天川賞】進呈企画・結果発表✨️

※長文注意です

 自主企画
【第2回 女性作家の集い】【天川賞進呈企画】

 おかげさまを持ちまして、上記自主企画は盛況のうちに終える事ができました。
 改めまして、厚く御礼申し上げます。
 ご参加いただきましたみな様、ほんとうにありがとうございました。

 短編を中心に選ぶ事になってしまい心苦しいのですが、
 いずれ、長編企画も考えておりますので、その際はぜひよろしくお願いいたします。

 今回の参加作品は、過去の私の企画のうちでも最高の内容の充実度だったように思います。大きな声では言えませんが、過去の全280作にも及ぶ短編企画のときには、残念ながら最後まで読むに耐えないような作品も、ちらほら見受けられましたことは事実であります。
 今回お集まりいただいた38作品(終了時点)は、そのようなものは一作もなく、一通り目を通させていただきました(長編作品は完読とはいきませんでした。申し訳ありません)。

 一方で、読後感質量の大きな物語も多く、読み終えた後しばらくの放電期間を要するものもあり、一筋縄ではいかない読書期間となりました。
 わたくしの、拙い読み解き能力で、どこまで作品の核心に迫れるか……。
 重ねて申し上げますが、独断と偏見による選考であり、また、何の権威も無いものであることは、ご承知おきいただきたいと思います。

 それと、たぶん末筆でもお詫びすると思いますが、先にこちらでもお詫びいたします。今回の作品群、ほんとうに選考に悩みました。ちょっと気を抜いたら、全部の作品の名前を挙げてしまいたくなる衝動に駆られました。よって、優劣をつけたということではなく、最終的に天川の胸に残っていた作品を推薦したい、という思いとご解釈いただければ幸いです。涙賞のほうは、当初2作品を予定していたのですが、候補となる作品があまりにも多く、今回は敢えて1作品のみの推薦といたしますことをご了承下さい。

 よって、ここに名前の上がらなかった作品も、ぜひ一度目を通していただきたいと思っています。そして、私はこの作品が好き! というご意見がありましたら、こちらのコメント欄でも、少し前のご批判窓口の方でも構いませんので、お寄せいただければ幸いです。名前の挙がった作品につきましては、改めて紹介するページを考えようと思います。

 なお、本ページに於きましては、作品名と作者名を紹介いたします。
 こちらのコメント欄に、一言いただければ作品ページへのリンクも追加いたしますので、お寄りいただいた受賞者でリンクの紹介希望の場合はコメント欄にリンク希望とお記しください。

 それでは、天川賞の発表となります。


【天川の涙賞】

◯ 花は、咲う  /  祐里(猫部)さま
https://kakuyomu.jp/works/16818093073805452885

 売春島という、かつての日本の暗部を描いた物語。
 いえ、かつて……と言ってしまっては、事実に蓋をすることになりますね。

 その、主人公の友人は……いわゆる、ちょっと頭の弱い娘。
 でも、そんな彼女は疑うことを知らず求めることもせず、誰よりも純真で真っすぐで、そして………稼ぎが良かった。
 そんな彼女に、人の世の悪しき触手が絡みつく──。
 今は、多少の問題があっても命の危険にさらされることの少ない、平和と呼べるであろう、この国。しかし、目を伏せてはいけない、知らないままで終わらせてはいけない歴史というものも、存在するのです。

 そこに放り込まれた、花という女性。
 彼女の人生は、誰のものだったのでしょう。
 ここではない場所でなら、きっと別な物語を紡いだであろう、少女───。

 それでも、彼女はここで生きていた。

 主人公の、後悔にも心を寄せつつ……、
 私は、花という名の少女のことを、ずっと忘れないと思います。

 ───企画を始めて、最初に読んだのが本作だったため、次の作品が読めるようになるまで、私は一日の放電期間を要しました。最終的に、すべての作品を駆け抜けた後でも、私の心には、花がいました。最初に読んだ作品を選ぶという、罪な選択に手を染めさせた、ほんとうに罪な、そして素晴らしい作品です。読後質量の重さに、慄いて下さい。




【天川の翼賞】

◯ 灰色の男 #002  /  崇期さま
https://kakuyomu.jp/works/16816700426122222094


肌の色が、違う。
そのことを実感するのは、この国で暮らしているとあまり多くないのかもしれません。すなわち、肌の色の違いはそのまま国籍と文化の違いに直結することがほとんどだからです。生まれも育ちもぜんぜん違う、あらかじめそれを念頭に置いておける……その事が、我々を違った文化に触れる際の距離感としてちょうどいい塩梅になっているのかもしれません。

彼は、生粋の日本人(たぶん)。生まれも育ちも、我々と同じ(きっとそう)。
ただ、肌の色だけが、他人と違う。
差別を嫌う人は多いと思います。しかし、彼に相対した時……貴方はそれを表に出さずにいられるでしょうか?

彼は、清潔で優しくユーモアもあり、そして……なにより誠実。
そんな彼に、正面から向き合った時、貴方の心は何処に向けられますか?

彼の肌の色は、私達の心を映す鏡なのではないかと、思い知らされます。
できることなら、作品を何度も読み返して下さい。そして、肌の色を一度忘れて彼に向き合って下さい。そうすることで、貴方の心が何処に向いていたかが、きっと見えてくるはずです。



◯ とりあえず結婚した、40歳美里の場合  /  千織さま
https://kakuyomu.jp/works/16818093073920168276/episodes/16818093073920427654


【以下、ネタバレ要素を含みます。未読の方はご注意を】




軽妙な物語のリズム。
5000文字足らずの文章の中に、これでもかと散りばめられた、要素の数々。

40過ぎ、結婚もせず孫の予定もなく、親不孝でごめんなさい。
読者(私)の胸を切り裂く、いたたまれない事実の羅列……。

15歳年下彼氏、同性愛、男女の友情、腐れ縁、高齢出産───
ざっと挙げただけでも、これだけの要素が含まれており、驚くのはその要素のどれもが「暇そうにしていなくて」全部働いているのです。

自身と重なる部分があまりにも多く、少々主観的に過ぎますが……。
それでも、こういう人って案外多いのではないかな、と思ったりもするのです。

結婚しないのは、けしからん。はい、言っていることはよく分かります。
でも、さすがに全体の三分の一を超えてきたなら、どこか社会の方に歪みがきているのではないかな、とも思うのです。

私は、この作品を通じて世間体という現代の病巣に目を向けました。
その結婚、ほんとうにお互いのために決断しましたか?
どこか、世間体を気にして結婚に踏み切ったりしてませんか?

それがいけないわけではないです、たぶん多かれ少なかれその要素はあると思うんです。でもそこに、譲れない何かを諦めざるをえないほどのものがあるなら、やはり悩んでいいんじゃないかな……。

主人公は、決断します。
悩んだ結果は、意外と堅実で……実は本質を捉えていたようにも思えます。
多様性を語るなら、こんな生き方もアリと思ってみても、いいじゃない?




【天川のひとひら】


※ご注意
作者様と作品を非難する意図は全くありません。
拙い文章ゆえ、誤解を与えてしまうことがあるかもしれません。
どうか、ご容赦下さい



◯ 宅配便。  /  オレンジ11さま
https://kakuyomu.jp/works/16818093075524929156

こちらの作品は、ここ数日の私の悩みの元とも言える作品です。
当初、レビューを残した作品から選定する、という基準でしたが……この作品については、本当にレビューが付けられなかったのです。
いろいろな理由がありますが、まず作品がとても素晴らしいということは大前提として、申し上げておきます。本当に、染みます。

ですが、作者様のページを拝見した所、
掲載作の多くが、☆の数すごいことになっておりまして……💦
書籍化もされている方らしいですので、ちょっと躊躇してしまったのです。

私如き、無名の変人が賞を進呈していいものかという葛藤もあり。
そして……、作品のテーマと私の感想が、もしかしたら全く違うところを向いていたのではないかという、もう一つの葛藤もありました。

ですが、それらを差し引いても、傑作と言えるような物語でした。
ぜひ、皆さまご一読下さい。

「ひとひら」と表題したこの作品は、いまでも私の胸に棘として残っています。でも、決して痛い棘ではありません。
 この作中の母親像は、じつは私の母親とそっくりなのです。その母は、東京へ出ていった私の兄の元へ今でも作中の母と同じような贈り物をしています。そんな実体験があったため、(おそらくは)毒親がテーマの作品でありながら、私は母親の心情の方に心が傾いてしまったのです。
 この読み方は、果たしてどうなのだろうか、という躊躇。
 それと同時に……。
 カクヨムを始め、ネット上で複数の人との感想を交換できるという仕組みに、可能性を感じた作品でもありました。

 ここで、すべてを語るわけにはいきませんので、後ほど別ページにてこの作品への想いを掲載したいと思っております。

ぜひ皆さん、この作品を読んでみて下さい。
そして、感想を寄せて下さい。


今回の作品は、ほんとうに名作ばかりでした。
女性作家の皆様の、筆の確かさ、心情の深さにただただ敬服いたします。
重ねて申し上げますが、
本企画は作品の優劣をつけるものでは、決してありません。

https://kakuyomu.jp/user_events/16818093075364492898
上記アドレスにて、企画参加者様の作品の一覧が確認できます。
どうか、他の作品もご一読下さい。
どれを拝見しても、自信を持っておすすめできる作品ばかりです。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました✨️

14件のコメント

  • 小説に対してすごく丁寧に読み解いて向き合ってくださる天川様に尊敬しかありません。この度も温かいお言葉と素敵な総評を、たくさんの素敵な物語との出会いに感謝いたします。お疲れ様でした。
  • お読みいただいて、ありがとうございます✨️
    今回は、ほんとうに選考に悩みました。

    千鶴さまの作品も、最後まで悩みました……本当に💦
    映画館の、最後の日、そして……
    房江さんと映写係の彼との、言葉を交わさない交流が、
    その情景が、今でも鮮明に思い出されます。
    なんで私は、この作品を選ばなかったんだろうという思いが湧いたりで
    今も思い出して涙が出る始末です💦

    ただ、なるべく色んな方の作品を推したいという、
    私のわがままな思いもありまして……。

    よろしかったら、他の作品もごらんになってください。
    本当に素晴らしい作品ばかりでした。
    企画にご参加いただきありがとうございます✨️
    また、素敵な作品を読ませて下さい✨️
  • ありがとうございます。
    天川の涙賞を受賞できて、とてもうれしく思います。
    うれしすぎて泣いていました。
    権威はないとおっしゃっていますが、私にとっては十分意味のある賞です。

    天川さんはすごく丁寧に物語を読み取ってくださるので、いつも泣かされます。
    千鶴さんも書かれていますが、温かいお言葉がしみるのです。
    私もこれから、他の作品を拝読したいと思います。

    https://kakuyomu.jp/works/16818093073805452885
    花は、咲う

    せっかくお申し出くださっているので、URLを貼っておきます。
    お手数ですがよろしくお願いいたします。

    本当に感謝しています。
    ありがとうございました。
  • 天川さん、この度は【天川のひとひら】に選んでいただき、大変ありがとうございます! また、先日は私の作品を読んでいただき、コメントもありがとうございました。

    天川さんの読み方で間違っていません。私は、自作がどういうふうに読まれても良いというか、多様性のある読み方をされればされるほど、嬉しいです。
    書き方が甘くてそうなってしまうのかなと不安に思いつつ、異なる意見がコメントとして書かれていると、嬉しくなります。

    この一年ほどスランプで、やっと調子が戻ってきたところでして、そのタイミングでこのような賞をいただけたのは、さらに頑張るきっかけになりそうです。嬉しくて、何度も読み返しました。悩ませてしまったことは申し訳なく思うのですが、でも感謝の気持ちが何倍も大きいです。ありがとうございました。

    リンク、貼らせていただきます。

    https://kakuyomu.jp/works/16818093075524929156
    宅配便。

    余談になりますが、祐里(猫部)さんの作品は今朝たまたま読みまして、素晴らしかったです。他の作品もとてもおもしろくて、すごい作者さんがいるなあと思いました。

    企画参加作品、他に読んだのは『とりあえず結婚した、40歳美里の場合』(千織さま)で、こちらもとても良かったです。こういうの、いいな! と思いました。

    他の作品も、短編中心にこれから読ませていただきます。

    素晴らしい企画をありがとうございました。
  • 祐里(猫部)さま

    この度は、ご参加くださいましてありがとうございます✨

    毎回、良作が多くてまさに嬉しい悲鳴なのですが
    今回は、ちょっと全体のレベルが高くてほんとの悲鳴が出そうでした💦
    それほど、選考が難しかったです。

    ですが、花の存在は
    今回の開催の方向性を示してくれたとも云えました。
    花と、この物語がなければ、
    涙賞は該当作無しで、終えなければならなかったかもしれません。
    それほどに、候補作はどれも拮抗しておりました。

    また、作品を通してお会いできることを楽しみにしております✨
    素敵な作品を本当にありがとうございました✨
  • 天川さま🌸
    この度は受賞させていただき、まことにありがとうございました!!

    また、天川さまからいただいたコメント&レビューの素晴らしいこと!!
    作者のくせに自分の作品を紹介するのが難しい……と思っていたところに、天川さまのお言葉をいただき「そうだったのか!私の作品!」と膝を打ちました(笑)

    読んでくださる方次第で、また作品が生きてくるんだなぁと、しみじみ感じました。

    天川さまのように感じていただける方に出会えて、あのキャラ三人も喜んでいることでしょう!
    本当にありがとうございます!

    リンク貼らせていただきます🌸
    https://kakuyomu.jp/works/16818093073920168276/episodes/16818093073920427654
    とりあえず結婚した、40歳美里の場合
  • オレンジ11さま

    この度は、企画にご参加いただき、また素晴らしい作品をお寄せいただき本当にありがとうございます✨

    私のような無名の一般人が、こんな賞を設けて選考するなどという暴挙とも言えることをすることに、不安はずっとありました。なんなら恐怖しかありません💦

    ですが、
    掲載を始めてから、1PV得られずにずっと無反応の日々を過ごし、もう辞めようと思った時に支えてくれたのは、私のような名も無き(と言っては失礼ですが)クリエイターの一言でした。
    私のように勇気付けられる人がいて、そこに届くのなら……、そう思って始めた活動でもあります。

    ですが、ネットの海の怖さ──。
    誰に出会うかわからないんです。

    気付かずに「偶然会った野球選手のバッティングを褒める草野球のおっさん」みたいなことになってないか……? と。

    コメントを残してから、やってしまった──、と気付いたのは、オレンジ11さまのページと近況ノートを拝見したからでした。

    結局、載せたコメントを消すこともできず、レビューなんかとても添えられず……。
    ですが、作品の存在感は間違いなく私の胸にずっと刺さっておりました。
    実は、「ひとひら」は当初、「天川の胸の棘」という名前だったのです。が、それだとあんまりかな……💦 と。

    コメントやレビューに載せられなかった、溢れ出す思いは書き留めてあります。
    ここで載せるのは分量がありすぎますので、別途作品として掲載する予定でございます。

    そこで、失礼を承知でお願いいたします。
    そちら様の近況ノートに、アドレスを掲載いたしますので、
    下書きではございますが、目を通していただきたいのです。
    表現や、こういう言い方は良くない、
    というお叱りがあるかも知れませんので
    本掲載前にご確認いただきたいと思いまして。

    長々失礼いたしました。
    素敵な作品を、本当にありがとうございました✨️
  • 千織さま

    この度は、素敵な作品をお寄せいただきましてありがとうございます✨️

    こちらの作品は、ほんとうにあたしの胸にぐさぐさと刺さることが多すぎて……w
    最初、この作品は【涙賞】に行きそうになっていたのですが、
    あたしだけ泣いたって、しょうがないやん……💦
    と、思い直して【翼賞】になりました✨️

    いろんな「自分」を抱えながら、それでも決断できた美里と宮本は
    本当に素敵で尊敬します。(清水くんも✨️)
    あたしにもこんな出会いがあったなら、……でも、やっぱり躊躇しちゃうだろうな、と自分を重ねたり、重ねきれなかったり……。

    周りから見て、こんな歳で結婚とか恋なんか……
    そう思われるのではないかという恐怖は、どうしてもつきまといます。
    むしろ、ハードルはそこしか無いようにさえ思ってしまいます。

    そんな世間体という柵をのり越えて、幸せを掴んだ作品とその人物たちに、まだまだ終わってないよ、と
    少しだけ言ってもらえた気がしました。

    素敵な作品をありがとうございます✨️
    また、作品を通してお会いできることを楽しみにしております✨️
  • 天川様
    おはようございます。下書き、拝読しました。
    深く読み解いていただき、大変嬉しく、また感謝の気持ちがとても大きいです。

    もちろん、公開してください。
    多くの方に読んでいただきたい作品評です。
    よろしくお願いします。

    このテーマでは何作か書いてきたのですが、今回で最後かなという気持ちでおり、それは、私の数十年間の体験と心の内を自然な形で凝縮した短編にできたと思ったからです。

    そこに、思いがけず天川さんからの作品評が加わり、作品とセットになって、このテーマの結論が出たと言いますか、私の中でピースが整ったような気がしています。
    うまく言葉に、できずすみません。
    天川さんのように、的確に語る言葉を持っておらずで。

    「天川の胸の棘」の方がしっくりきますね(笑)。

    天川さんは、お母様にとっては、愛情豊かで優しい、大切な娘さんだと思います。
    なんて、外からだと簡単に言えるのですけどね。
    家族の中には、外から見るのとは違う感情が渦巻いていたりするのですよね。

    僭越、と書いてらっしゃる部分がありますが、まったくそんなことはなく、とてもて企画です。
    私は立ち止まっているのか、達観したのか、自分の思い込みで区切りを付けたのか、わかっているようでいてわかっていないのかもしれません。
    天川さんの作品評がきっかけで、また時間をかけて気持ちが変化するのかもしれません。

    貴重なご感想・作品評をありがとうございました。
  • わあ、誤字! お恥ずかしい、すみません。

    >とてもて企画です

    とても的確です。
  • オレンジ11 さま

    大丈夫です✨️
    5秒位かかりましたがちゃんと意図通りに読めましたw
  • 天川様

    企画でご一緒したオレンジ11様からコメントをいただき、素敵な企画でほかの作品も読んでみたいなと感じたのでおじゃまさせていただいたのですが、まさか! 拙作を選んでくださったとは!!

    実は、『灰色の男』は#001(コメディ小説)もありまして、現在非公開にしているのですが、こちらはカクヨムの過去の自主企画「へびふくろう座文学賞」に参加しまして、ありがたいことに大賞をいただきました。カクヨムでいただいた初めての賞です。

    それがまた、こちらの企画で#002までこんな素敵な賞をいただきまして、喜びがあふれております。

    コメント、レビューだけでもうれしかったのに、本当にかたじけないです。これからも励んでいこうと思いました。私の近況ノートでもこちらの企画をご紹介させていただきます。また、終了しましたが、ほかの作品も覗いてみますね!

    改めまして、天川様、素敵なご企画をありがとうございました。天川様の貴重なお時間を割いてお読みくださり、選評くださり、厚くお礼申し上げます。
  • あ、リンクを貼っていただけるのでしたら、ぜひともお願いします。
  • 崇期 さま

    この度は、素敵な作品をお寄せくださり、また
    お読みいただきまして本当にありがとうございます✨️

    一回目でメビウスに食いつき
    二回目で佐久間さんにときめき
    三回目で冒頭の重苦しかったシーンが、手応えを持って新たに楽しめるようになり
    先ほど四回目を読みに行ったところで飯テロに遭い……
    気を取り直して五回目を読んできたところです。

    レビューでもちょこっと触れましたけど
    何度も読み返せる作品というのは、それだけでかなりの面白さを持っていると思います。
    実際、欠かさず読んでくださっている方でも、長編などは余程のことがないと読み返したりしないのだと思います💦

    何度も読み返し、その度に新鮮な発見と感動が得られる作品というのはとても魅力です。
    繰り返し読みに耐えうる作品✨️
    まさに、この作品はそういう一作だったように思えます。

    ただ、やはり何度読んでも……
    実際に彼の前に立った時、あたしは本当に彼を偏見なく受け入れられるだろうか……?
    その事が、不安となってぶり返してきます。
    せめて、メビウスの話題をいっぱい振ってくれれば……(どんだけメビウス好きやねん、中味プリウスやで💦)
    そういった笑いは、七難を隠してくれるかもしれませんが
    一緒に暮らすと言うなら、綺麗事では済まされない部分も出てきます。

    でも、彼に罪は無いんですよね、徹頭徹尾。
    それが、たまらなく悲しくもあります。

    同情で好意を寄せることは失礼かもしれませんが、
    私の心の醜さに少しだけ目をつぶっていてくれるなら……
    あたしは彼を愛せるかもしれない、と
    少しだけ希望を込めていいたいと思います。

    この度は素敵な作品をありがとうございました✨️
    また、作品を通してお会いできることを楽しみにしております✨️
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