『開発秘話』にて、LD(実機)に使われている技術について色々と書きました。
そこで浮彫になったのがアキラ君の知識の少なさです。少ないといっても、ディープなロボットオタクの割には、ですが(笑)
何せLDの動力が核融合炉と知って驚いている。つまり彼は宇宙世紀ガンダムのMSが核融合炉で動いていることを知りません。00のMSや戦術機がカーボン製なことも知りませんでした。
アキラ君の作品に関する知識量は「劇中で詳しく説明されたこと以外は知らない」くらいをイメージしています。ですからロボットの動力や材質といった、公式サイトや設定資料集で補完されているような情報についてはほぼ知らないのです。
ただ、アキラ君が公式サイトや設定資料集を読んでいないわけではありません。読んでも頭に入ってこないんです、興味のないことや難しいことは(苦笑)
ガンダムは18mでルナチタニウム合金製ということは知っています。それくらいならまだ頭に入るわけです。
私自身、色んな作品のロボットの詳細な設定はとても把握しきれていません。今では動力や材質は設定があれば覚えるようになりましたが、昔はそれもさっぱりでした。
でも、昔より今の方がロボットが好きだ、とは全く思いません。もちろん好きな気持ちが減ってもいませんが。
「好き」というのは知識量をステータスにして他人と競うものではないと思います。
アキラ君も同じ考えでただ興味を持ったことを少しずつ覚えていったら今の知識量になり、無理して難しいことを覚えようとはしていません。
それでも多少は気になるもので、自分の好きな作品でスルーしていた設定に気づくと「不覚!」と思ってしまうのは人情です(笑)
『開発秘話』はアキラ君が自分の無知を思い知らされて恥じるという話ではなく、逆にそれまで頭に入らなかったことを嶋大悟にわかりやすく説明されて初めて理解し、新鮮な知る喜びを味わうという話です。
嶋さんの説明が読者の皆様にわかりやすく届いているかはとても不安ですが(苦笑)