小説を書き始めて、早20年になります。
ネットの片隅で細々と、たくさんの失敗を繰り返したり人様に合わせる顔がなかったりを繰り返したりしながら、よくもまあそんなに続けられたもんだと思います。
そんな中で、ふと、自分は今までどんなのを書いてきたのかと考えたりします。
ホラーから健全なスポーツ系まで、よくもまあ色々と書けたものだと思ったりします。
そんな中で、タイトルにあるような、人の人生を書けたんだろうか? と自問したりします。
人物の伝記は人の一生を描きます。子供から老人になり、死んでゆくという。
自分はそういったことは、まだきちんと書けていませんね。
長い話も書いたのですが(なろうとエブリスタにて展示)。人生の一部分の切り抜きにとどまっています。
自分の頭がそういった風になっているからといえば、それまでですが。
子供のころ、何の気なしに伝記を読んだりしましたが。この、この世に生まれ、子供時代から老年時代を経て、死ぬという、人の一生を書くのはとても難しいことです。それを子供にも読みやすく、一冊にまとめるなんて、どれだけの技量がいることでしょうか。
想像を絶します。
伝記を、月日が経ち、年を取って、死ぬという、人の一生を書ける人はすごいんだなあと。改めて敬服の念を覚えるのでした。