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(SF初心者による)初心者にもおすすめしたいSF作品10選

()内はおすすめする理由やセールスポイント。もしくは取り留めのない感想です。

1.【小説】虐殺器官(SF思考が学べる/笑えない殺人ジョーク/意外な動機)
2.【ゲーム】MGS(アイデアのバーゲンセール)
3.【映画】TENET(因果の逆転/映画作品とは決定論である、という自己言及性/清々しいほどのパブリックエネミーさ/冒頭のオペラシーンが楽しい/眼福)
4.【映画】TIME(一秒の格差/25歳で成長が止まるという設定から描かれる、奇妙な映像が観られる)
5. 【ゲーム】バイオショックインフィニット(このオチのためのパラレルワールド設定)
6.【映画】LOOPER(オチがスマート)
7.【小説】七回死んだ男(ループもの×推理)
8.【小説】あなたの人生の物語(天才の世界観)
9.【小説】1984年(言葉が思考の幅を規定する/翻訳によって伝わるものと伝わらないもの)
10.【映画】トゥルーマン・ショー(これはもうシットコム・ホラー)

その他
【ドラマ】DARK(家系図や人間関係の妙)
【映画】プリデスティネーション(永劫回帰)
【ゲーム】SOMA(記憶のバトンリレー)
【小説】ニューロマンサー(アイデアのバーゲンセール)
【小説】ハーモニー(クオリアなんて要らないよね)
【小説】星を継ぐもの(生まれたなら必読)
【漫画】攻殻機動隊(難しい。けど、網羅的)


追記(20:55)
 書いてませんが、われはロボットもPSYCHO-PASSも、バックトゥザ・フューチャーやオルタードカーボン、アーマード・コア、クラウドアトラスに火星の人、タイタンの妖女、女王の百年密室、天国大魔境、フランケンシュタイン、ガタカ、月は無慈悲な夜の女王だとか幼年期の終り等その他多数作品もおすすめです。

12件のコメント

  • よいリスト…
  • →カクヨムSF研様
     ありがとうございます…ありがとうございます…(平身低頭)。
  • 参考にさせていただきます!
  • →胤田一成様
     あくまでも個人の偏見と趣味嗜好なので、二割程度でお願いします!
  • 6.LOOPERは何もかもが良かったですよね!!
  • →鳥辺野九様
     最後までチョコたっぷりでしたもんね!
  • 八田部礼拓様

    今日読ませていただいた長編のことでお話があります。応援コメントに載せるのも場違いだし、レビューに書くのもどうかなと思えたので、ここに書き込みしますね。

    全体を通して不穏な世界、ストレンジフィクションとして、奇妙な味の小説として読みました。全体の細部はよく書けていて、読み心地は悪くなく、ある不穏さがだんだん迫ってくる不安としてせりあがってくるような読み味は良かったと思います。
    ただ小説全体としての企みとでも言いましょうか、読者をどんなふうに楽しませて、感情を弄ぶとでも言いましょうか、その辺が機能していなかったと思います。構成面の手続きはもう少ししたほうがいいかと考えます。
    設定に関しても黒子がいきなりでてきたように感じられたり、そこに前もった説明がいる箇所がなく、ほかにも前触れを用意せずキャラクターが配置されたりして優しくは無かったと感じました。
    メインアイデアの台本のある世界という設定はメタフィクション的で面白い読ませどころであり、ここはよくプロのやるト書き風になったりしてそのギミックを楽しませる必要があったのではないかと思います。ただ設定としてはSFで合格点だろうと思います。
    感情の持って行き方を悪い点として挙げましたが、部分部分で悪いという意味ではなく、これはセオリーにないという意味で冒険的であると言えるかもしれませんね。

    いつも創作論に応援いただき感謝しております。フォロー、評価いつでもお待ちしておりますのでお気軽においでください。
  • カクヨムSF研様
     コメントありがとうございます、助かります!

     ご指摘の点、全くその通りだな、と思いました。感情表現がですね、とにかく苦手なんです…(血涙)。というよりも人間が描けないと言うべきでしょうか。模索しているところです。
     前触れを用意しないのは、私がそういった突拍子もないものが好きだから、良かれと思ってやりました…。黒子が突然出てくるのも、同じ理由からです。二人の会話だと思っていたら実は三人目がいる(意図的に無視するAnother状態と言いますか)、そんな驚きがあるかなあ、と。

     また、アイデアありきで世界観やキャラクターを構築していったので、そこが露呈してしまったのかもしれません。プロットをもう少し練るべきでした。まだまだ精進せねばですね。冒険的だと好意的に言ってくださるその優しさに感謝します。

     また重ね重ねになりますが、読まれないかもなあと思っていた折に、こうして読んで頂けた上にコメントまで頂けて、非常に僥倖です。
     今後とも宜しくお願いします!
  • 八田部礼拓様

     CiTYの感想。
     序盤は、SFミステリーの開幕だ! というかんじで面白く読みました。記憶に潜る捜査官というネタもサイコダイバーものの亜種として読めるので期待度は高く、各被害者の記憶にアクセスしていくところも面白かったです。一方で事件の全貌が特殊すぎるので、何度か読者にリマインドさせる必要はあったかもしれないです。数珠つなぎとしか説明されてないので理解が及ばないところがありました。あれはどういう事件だったのでしょうか。
     中盤以降からこの世界特有の設定が盛り込まれてきてさらにわくわくしました。伊藤計劃以後的なネーミングが楽しく、読ませられたと思います。ですが、記憶の転写やウィルスといった技術がどんな機序で動いているかという細部が詰めてあればもっとよかったかもしれないです。この世界で出来ることがさらっと流していいほど展開に関わらなければ問題がありませんが、かなり本筋に影響してきているので。ここは士郎正宗の攻殻機動隊あたりを想像しながら読んでいったというかんじです。
     やや終盤、特に記憶というものの問題が人類史に先行しているという議論はまさにセンスオブワンダーでした。ここがきっとテーマなんだろうなと思って、ここの展開は好きですね。

     全体を通しては一場面にキャラクターが多すぎ問題が横たわっていると思いました。被害者と没入官との対話がメインだと思うので、三人以上が一場面上に並ぶのは混乱を招くと思います。終盤はかなりその様相があって誰が喋っているか分からなかったです。
     さきほど言った事件の特殊性のリマインドは終盤もケアされていれば読めたと思っています。読者は、というか私はすごいスピードであらすじを忘れる人間なので、途中休憩でさっと没入できるトーンが全体に配置されているとよかったです。
     
     長くなりましたが長編を書くのは体力・気力ともに常人ができるものではないです。なので労いの言葉をかけたいと思います。ほんとうにCiTYは熱量のあるすばらしい作品でした。これからも活動を応援しております。
  • カクヨムSF研様

     十五万字と長いお話をお読み頂き、恐悦至極です。もう少し改善の余地があるなとは自覚しておりまして、また、全体的に説明不足とのことで読み辛かったと思います。申し訳ないです。

     記憶にあったウイルスについては、もしかすると書かなくても良かったかもしれません。今思えば、無駄な設定のように思われます。大した理由付けもありませんでしたし…。難しいです。
     数珠繋ぎ事件については、すみませんでした。書いた本人ですら混乱している有様です。
    「バトラーがコリンを、コリンがダグラスを、ダグラスがメモロイドを、メモロイドがバトラーを殺害した」ことで、円環が閉じられていたのが、実は、最初のバトラーと最後のバトラーが別人なので、数珠繋ぎではない。連続殺人だった、というのが大まかなあらすじです。

     そこに記憶の入れ替わりが、パズルみたいになってしまって、私自身の混乱が文章に出てしまったものと思います。
     一場面に三人以上出してしまったのは失敗ですね。工夫すべきでした。本作はそういった反省点が多く、無念でしたので、次こそは頑張ろう、良いものにしよう、とelectrical edenを書きました。
     次こそはもっと良いものにします!(苦笑)

     長編を書くのは、本当に難しいですね。キャラクターを考え、動かしていくのも、難しいです。けれども、それ以上に楽しいので、やり甲斐もあります。
     改めまして、最後までお付き合いくださり、本当に嬉しいです。ありがとうございました。
  • 八田部礼拓様

    CiTYとelectrical edenの間でだいぶ物の読み方が変わったので、いま後者を読んだらまた感想は変わるのではないかと思っています。私もまだまだ未熟者ですがこれからもよろしくお願いします。

  • カクヨムSF研様

     こちらこそ未熟者で(どちらともあんまり読めたものではないので)すが、よろしくお願いします!

     それとですね…バトラーが別人だったのではなく、コリンが二度殺害されたから、そこが円環の接合点だった、という設定でした。説明が誤っていました。すみません…。
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