八田部壱乃介

日記を見つけた男は、それを読んだ結果、時間という概念を失ってしまう。

　エクスバディという名の、他者の経験を追体験させるナノマシン製品。その試作品を、大原部長と田中は、弓道場で確かめる。

その世界では、『完全幸福マニュアル』と呼ばれる台本と、それを補助する黒子により、すべての運命が規定されている。そんな中、一樹リセの周囲で異変が起き始める。

　少しだけ未来の水没したヴェネツィア。 　交通事故で手足を失った少年は、颯爽と川を駆け巡る女性と出会う。彼女はモータードルフィンという名のスポーツ、その選手だった。 　モーター…

これは、惑星になりたいぼくにとっての、天国の話。

　戦争が起きている最中、私は他人事のように暮らしている。

　元々はnoteにて載せていたものです。それをここに纏めました。noteに載せていない、オリジナルもあります。全て独立しているので、どこから読んでも問題ありません。

穏やかな余生を過ごす俺は、妻に会いに行く。

　テレポート装置を利用した、新たな出産方法が編み出されたが……。

言葉なき民族として生まれたわたし達は、精神感応による、非言語コミュニケーションを中心としていた。

　母の死をきっかけに、雨宮秋乃は叔父に引き取られて移住した。その先で出会った友人たちと共に、彼は数年前に行方不明となったはずの子どもが、変わらない姿で空から降ってくるのを目撃する。

　存命措置を受けた僕は、死体として生き続けていた。

　今思いついちゃって、急いで書きました。一発ギャグです。多分SFです。多分。「分断された現実」って言いたかっただけです。

　フリーマーケットで手に入れたおんぼろの目覚まし時計は、針を動かした分だけ時間旅行できるものだった。

　国が分断され、統治単位が街へと縮小された近未来。街毎に特色が変わる中、“私”が移住したのは一人称が排除された街。この奇妙なルールに彼は翻弄される。

　技術革新が起きた少しばかり未来の話。女子高生の一ノ瀬エマと二ノ宮サヨリが、ひたすらに平凡な日常を送ります。 　中身の無いショートショートです。続くかもしれないし、続かないかもし…

　アキラはある日の深夜、歌声を聞いた。しかし、その姿は見えない。音源を探すも心当たりがない。友人のユカに相談し、その正体を探る。