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赤き狼は月の乙女に恋をする あとがき <ネタバレ>2

完結したくせに、あとがきを書きます。

作中、ちょろっとだけ触れて言明しなかった部分などのネタバレになるので要注意です。
ここらへん詳しく書いても冗長になるし本編に関係ないので書きませんでした。

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月湖の叔母さんと母親は姉妹。両人とも外部の人間と結婚したが、叔母さんと叔父さんだけ、月湖の世話係として大神家に引き止められ、月湖を手元で育てることに。大神家が異常なことは旦那さんたちもよく知っている。

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大神家と月の乙女。人狼(ジェニベランジュ一派)から300年前に襲われた時に降伏。大神家は土着の人狼を昔から「大神津久命《おおかみのつくのみこと》」と崇めていたが支配はされていなかった。
日本古来の人狼をジェニベランジュ一派が皆殺しにした際に、四国の隠丸《おんまる》家と関東の大神家を支配し、その家系から生まれる月の乙女を差し出すように要求するようになった。
隠丸家は1600年代に月の乙女を匿ったため、命乞いした一部を残して隠丸家を皆殺しに。大神家はその後、部外者にさとられないように月の乙女が生まれたら跡取り息子の嫁として迎ええ、生贄として人狼に捧げるという取り決めで、乙女のままジェニベランジュに渡す約束をする。
大神家は人間調達を、隠丸家は犬猫などの動物を調達し、食料としてジェニベランジュ一派に渡す役目を担う。

フランスにおける人狼の血を引く一族。一部を除き、下僕・奴隷扱い。

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世界のル・ガルー一族。アジアや西欧、北欧、イギリス、アメリカ、アメリカ北部南部、中国に分布する。アジア、アメリカ北部南部の人狼はどちらかと言うと思想が日本に近い(精霊と見做されている)。残虐度から言えば、現在は、中国>西欧>アメリカ。
もともとはバラバラに生存していたがジェニベランジュが統一し、支配する。中国のル・ガルー一族はそのことを面白く思ってない。

3へ続く。

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