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道永真白は黒なのか 【反省・感想】

 よ~~やく終わりました。今回の作品、遡ってみたら2018年の10月には着想を得ていたんですよ。ただ、その時の僕は小説を執筆しているような場合ではなく、翌年の年末には完成させようと思っていたんです。けど、いかんせん僕は怠惰でして。結局2020年の今日まで延びてしまいました。そこが一番の反省点ですね。
 さらに今回はカクヨムWeb小説短編賞に応募するため、1万字以内という制限がありました。最初は「1万字もいかないだろ~」と思っていたのですが、途中から「あれ、これ無理じゃね?」となり、泣く泣く削った所が多々あります。正直、記憶のデータ化による問題点を考えているときが一番捗りましたね。なので、読んでくれた方は展開の速さやご都合主義に不満に思われたかもしれません。そこは本当にすみません。
 僕は未熟であり、作品の構想を練る際も王道などには行けず、隙間や最近流行りの作品の逆を行こうとする傾向があります。まぁ、僕の性格がひねくれているだけなんですけど。今回の「道永~」もそれが諸に出ています。一時期、病床に伏したヒロインと陰気な主人公のラブロマンスが流行りましたよね。それを見ていて思ったんです。この形を崩したら、面白いんじゃないか? って。ねぇ、嫌な性格でしょ。
 誰だったのかは忘れましたが、「本当に凄い作者は普通の日常を書いても面白いのではないか」と語っていたことを思い出しました。いつか僕も書ければいいんですけどね。
 誰も聞いてないし、読んでもいないかもしれませんけど、苦労した点を最後に書いておこうかと。
 一つ目は、タイトルです。最初は「オセロ」でした。まんまシェイクスピアですよね。でもこれじゃ誰も興味を持ちません。そこから紆余曲折を経て辿り着いたのが「道永~」です。かなり直球なタイトルになりました。「涼宮ハルヒ~」と同じ原理ですね。今までかなりテキトーにタイトルは考えていたので、こんなに難しいものなのかと実感しました。
 もう一つ苦労したのは、物語の中盤に当たる『髪』でした。かなり真白と清治の会話には悩みました。ここまで公開が遅れたのも、それが原因です。台詞と台詞の間に三人称を挟もうかなとも思いましたが、全く思いつかない。なのであえて台詞だけにしてみました。まぁ字数制限もありましたし。言い訳ですけど。
 と、ここまでしょうもない僕の話にお付き合いいただきありがとうございました。ついでに、今回力を入れたのは章タイトルです。ただの駄洒落なんですけど。そこかよ、と思った方にはすみません。もっと情景描写とかも頑張らないとなぁ、とは僕自身考えています。
 もしかしたら、おまけ話は今後書いていくかも。もしかしたら、ですけど。それでは。

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