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スケーターズ・ハイ(下)にレビューを頂きました

昨日、スケーターズ・ハイ(下)に、ユーザーである夕季すいさんから、本作品全体に対する素晴らしいレビューを寄せて頂きました。
感謝、感動などという言葉では言い尽くせない深い思いでいっぱいです。
レビューには返信機能がありませんので、この近況報告記事で替えさせていただきます。

思い起こせば、このスケーターズ・ハイ(SH)を自費出版という形で世に出したのは2016年7月でした。
ネガティブなことは今更書きたくはありませんが、理不尽な妨害に何度もさらされ、結果誰にも読まれなくなってしまったという極めて不憫な作品です。
手前みそではありますが、派生作品で女子シングルを扱ったスケーターズ・オン・ザ・エッジ(SOE)は発表以来一定数の好評をいただくことができました。
そのためSOEについてはもはや未練はないのですが、SHに関してはそういうわけにはいきませんでした。
そもそも読まれないのですから。

その苦悩を人に話しても、
「読まれないならその程度の作品だったんでしょ」
「批判されるのが嫌なら小説など書かなきゃいいし発表しなきゃいい」
「昔の作品にいつまでもこだわっているようじゃ大成できないよ」
という「正論」を投げつけられ、そうか、自分が間違っているのか……と精神的に追い詰められる一方でした。
近年ようやくふんぎりをつけて再出発を決めたのですが、それはあくまで、「仕方なく諦める」というものでした。

たった一人でいい。
たった一人でも、SHを通読して、「面白かった」と言ってくれればそれで救われる。

その思いがいつも心の底に突き刺さり、小さくとも確実に存在する棘となっていました。
その棘が、昨日ついに抜けました。

「拙い文章」と謙遜されていますが、とんでもない。
一気呵成の勢いで読みつつも、作品の世界観に真摯に向き合い、鋭敏に反応し、作者の意図を真っ当にくみとってくださったということが誠実な言葉でつづられた文章から本当に良く伝わってきます。
本作全体について初めて頂けた高評価がこのような素晴らしい文章であるということ、あまりにも有難すぎる話です。

もしかしたら「重いな……」と思われてしまうかもしれませんが、私としてはこれでも筆を抑えている方です。
そのくらいの感激と安堵であったということ、知って頂ければと思います。

改めて、本当にありがとうございました!
夕季さんの今後のご多幸をお祈りし、乱筆乱文ではありますが筆をおかせていただきます。

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