画面越しに見える見え方と、印刷したのとでは見え方が違うので、私はすべての作品をちまちま印刷しては推敲しています。
最終的には紙書籍出版したいと思っているのであれば、紙での見え方も知った上で改行他の『見せ方技術』も磨いていくといいのではないかな?と。
見せ方の技術……講談社のX文庫で一番人気であったであろう折原みと先生は、【改行の嵐】が持ち味のように見受けられ、すごかった(微笑)。
今、読み返してもすごい(^^;
同じライトノベルの括りでも、講談社のX文庫、ホワイト文庫、集英社のコバルト文庫では、ページを開いた時のぱっと見が全然違ったのでおもしろかったです。
その後、いろんなレーベルが創刊されては消え、見開きページの見え方も文体もどんどん進化していき……どこなら文体や世界観の個性を細く長く発揮できるのかわからなくなって疲れ果てた時代もありました(^^;
話を戻しましょう。
画面上で推敲する場合、イラナイと思った言葉や一文を消して上書きしてしまうと、後々、消したモノを使いたくなっても思い出せなかったり、どこが気に入らなくて消してしまったのかも忘れてしまったり、諸々の記憶や狙っていた戦略が曖昧になってしまうことがあります。
紙の原稿にメモや赤を入れた場合、元の言葉や文章が残っているので、それを見ながら推敲ができるので、多少は効率よく作業ができます。
……個人差、好み、あるけれど。
あと、私はバックアップをとっていても『データ』は飛ぶ(消滅する)モノだということ前提なので、印刷することも『バックアップ』と活用しています(笑)