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『人喰姫-ヒグメ-』第四章完全解説書

【完全解説書】
ここでは『人喰姫-ヒグメ-』第四章 氷国ノ魍魎編で登場したキャラクターや設定などを徹底解説していきます。

※第四章(第四十八話)までの内容が含まれますので、
未読の方はぜひ本編をご覧になってからお読み下さい。


【物語の構成】
新しく加わった同志達それぞれの見せ場を描きたかったので、雪にまつわる魍魎を一気に登場させ、各々と闘わせました。
ただ、あまりにも圧倒し過ぎると、十太郎や月乃が弱く見えてしまうので、魍魎と魍魎剣士の力の差を細かく描きました。
そして何より、第五章に繋げるための伏線的な内容にした為、第四章と第五章はセットで完結というイメージがあります。
それぞれのキャラクターの良さが際立っていて読み応えがあるんじゃないでしょうか。

【龍-りゅう-】
物語の冒頭で風樹が見せた妖術ですね。第三章の終盤でも登場しましたが、今後、彼と黒龍のエピソードはもっと深く描いていきますのでお楽しみに。

【雪鬼-ゆきおに-】
氷の国で最初に遭遇した魍魎。実はこの魍魎には二つ名がありまして、『白童子』と呼びます。これは後々、第五章の方で明らかになりますのでお楽しみに。

【雪女-ゆきおんな-】
日本で馴染み深い妖怪ですね。名前を聞いてイメージしやすい妖怪だと思いますが、今作では氷を操る女妖怪にしてみました。

【一本踏鞴-いっぽんだたら-】
イメージとしては、からかさ小僧の傘が無いバージョンです。八重一郎とぶつける前提だったので、彼の天敵である遠距離攻撃を得意とする魍魎にしました。八重一郎との駆け引きを上手く描けたと思います。

【座敷童子-ざしきわらし-】
幸運をもたらすとされる妖怪なので、そのまま『運気』を上げる能力にしてみました。見た目は黒髪オカッパの女の子です。

【大介-だいすけ-】
吉介の後輩御者です。初登場は第三章で、十太郎や魍魎剣士の移動手段としてお供します。

【ソハヤノツルギ】
ソハヤノツルギは大典太光世の作者の一振です。
作中では緋叉那が使用している刀です。
天下五剣の一振を打った刀鍛冶から成るソハヤノツルギは、鈴鹿御前という最強の魍魎を宿しています。

【光世-みつよ-】
天下五剣の一振り、大典太とソハヤノツルギの作者です。生命の刀と呼ばれる大典太を所有しており、月乃の傷を治しました。ただ、無限に治せるというのはあまり面白くないので、自らの生命を犠牲にするというアイデアが浮かびました。

【狗神-いぬがみ-】
作中では名前しか出て来ませんでしたが、大典太に封印されている魍魎です。人を呪い殺すという恐ろしい魍魎の為、十太郎や魍魎剣士の様に魍魎の力を引き出すということはしていません。

【湯の滝の源泉-ゆのたきのげんせん-】
九泉という土地に隣接する滝壺の源泉です。ホットドリンクの様に体を一定時間温めてくれる効果を持ちます。

【断絶壁-だんぜつへき-】
縦横共に分厚い壁で、氷の国に人が住みついていた時、冷気を遮断する為に作られました。魍魎の力でも壊すのは困難なほど頑丈です。

【あとがき】
第四章はキャラクターそれぞれの個性が描けたのではないでしょうか。
そして前記でも述べた通り、第四章と第五章は対を成しておりますので、ぜひ最後まで読んでください。

『人喰姫-ヒグメ-』第五章 酒呑童子四天王編

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