水樹朔也

私が精神病院で出会った少年少女たちは、立ち上がることを怖がっていました。外の世界を、憎んでいました。

孤独な少女と、愛と恐怖に縛られた少年。歪で不安定な状態で始まる二人の関係は、不器用に二人の形を作り上げていく。向こう側の貴方は、今一体何をしてるでしょうか。