押見五六三(おしみのごろみ) 朝廷に使えた亀卜の占い師、呪術者の血筋であります。ですがわたくしは残念ながら花びらをちぎる花占い位しか出来ません。 それでも頑張って日本古来の魔法、禁厭(まじない)を、小説内でかけてみようと試みます。
幼少からの妖怪好きです。妖怪オタも色々と種類がありましょう。妖怪は実在するか否かを探求する方。妖怪の書物や絵画、創作物を収集される方。妖怪学を研究される方。沢山いらっしゃいますが、私が好きな妖怪はストーリーです。ただそこに妖怪が実在しても、居るだけなら置物と同じ事。人類が人類としての物心がついた頃から、人の心を掴んで離さない異界の物は、そのストーリーによって存在すると思っております。日本三戒壇の一つ、薬師寺を建立し、平将門を討った藤原秀郷が納め、玉藻前の九尾の狐を封じ、徳川家康を祭り、日本最初の外交官向けの避暑地を作り、日本最初の公害訴訟を起こし、大陸に多数の関東軍を送り出し、現代においても東北と関東を結ぶ、歴史ある栃木県を、よりメジャーにしていきたいと、栃木県を中心にした小説を書いて行こうと考え、一筆取らせて頂きました。