【告知】
カクヨム、ノベルアップ+、小説家になろうでもNOTE主催の創作大賞2024応募作「確実に貧乏になる42のコツ」の掲載が始まってます。
毎朝6時前後に1日1話更新です。
以下のアドレスから、あるいは「確実に貧乏になる42のコツ」で検索してください。
https://kakuyomu.jp/works/822139839571890401【以下本文】
俺は男として産まれてから40年以上男をやってるから女の気持ちはよく分かりませんが、どうも聞いた限りでは「女は男に対して愛を試したい」らしい。
「男ってばあれほど愛し合ってたのに別れ話を切り出したら拍子抜けする位に受け入れるのって何なの?」っていう「何もわかってないらしい女のSNSへの投稿」があったけど、
「愛を試すために軽率に別れ話を切り出す」のは本当に辞めるべきです。ガチのガチで。
多分女にとって交渉ってのは「軽率に刀を抜いて『斬るぞ! 本当に斬るぞ!』って脅す」と思っているそうなんだけど、それは男には通じません。
男にとって「刀を抜く」というのは「抜いたら最後、相手が死ぬか、自分が死ぬか、あるいはどちらも死ぬかのいずれかになる」んですよ。
「軽率に刀を抜いて『斬るぞ! 本当に斬るぞ!』と騒ぐ侍」は「こや、侍じゃなか。女々(めめ)にごわす(セリフはテキトーな薩摩弁もどき)」って「チェスト」される=斬られるんですよ。
そもそもの話「男との愛を試す」っていう行為自体が「どれだけ親密な関係でも即座に破局するほどの背信行為」である事に気づいてないのが致命的。
例え結婚して子供がいたとしてもそんな事したら即座に離婚ですよ。俺だって即座にブチ切れて、それこそ顔面が変形するまで殴り続ける可能性も否定できません。
「車のエアバッグがきちんと動作するか試したかった」って言ってわざと交通事故を起こすようなもんですよ?
保険会社に釈明しても「殺すぞ!」とか「死にてえのかテメェ!」って言われるのがオチかと。
女には分からないでしょうけど、男ってのは「名誉」を重んじていて「舐めたら殺す」っていう武士道精神は今でも息づいていると言っていいかと思います。
その数ある「名誉」の中でも「愛」は「飛びぬけてランクの高い名誉」なんですよ。それを汚されるとまぁキレる。
女が「さっきの別れ話は実は愛を試すためのウソだったから」って言っても、時代が時代ならその場で即座に「チェスト」される=斬られるわけで。比喩表現でも無く、本当に「刃傷沙汰」で斬り殺されてもおかしくありません。
大抵の男は「愛を試すなんていうバカな事したから女は斬り殺されて当然。女が悪いに決まってる」って思ってますよ。
なぜそこまで「名誉」を重んじるかも分からないでしょうから解説すると、昔は人間の命ってそれほど価値はありませんでした。少なくとも現代日本と比べれば。
「たかが人間の命ごとき」天然痘(てんねんとう)やはしか、結核などの流行り病で露と消えるので大して尊くなかったんですよ。
代わりに人が死んでもなお残る「家」とか「名誉」とかが重んじられて、それが武士道って奴なんですよ。
いわゆる「舐めたら殺す」の武士道精神は「人の命」よりも「人が死んでもなお残る名誉」を重んじるという点では極めて合理的な考え方なんです。
『日本語の生き物の数え方の単位は、亡くなった時に残るもの。牛や豚は“頭”で、鳥は“羽”。魚は“尾”が残る。人の数え方の単位は“名”。亡くなった後でも“名前”が残る』って奴で。
「自分は本当に愛されているのか不安」っていう気持ちは分かるよ? でもそれは抑えなきゃ。
「恋人が本当に自分を愛しているかを試す」のは「ほんの1%でも『あなたは私の事を愛していないんでしょ?』っていう疑惑が込められている」事だから、男にとってはこれ以上の「侮辱」はありません。
白色に一滴でも墨汁が混ざったら白じゃなくなるんですよ。その「愛を試す」っていう行為自体がいかに罪深いかを学んでください、お願いしますから。
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