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2025年06月30日の近況報告 戦争教育が悪なわけ

 今年は戦後80年という節目の年になるので例年以上に反戦教育が勢いを増しそうなのであらかじめ釘を刺しておく。
「戦争の悲惨さを語るのは今すぐ、直ちに辞めろ。それは戦争教育ではない」と声を大にして言いたい。



 実際にロシアとウクライナは現在進行形で本物の戦争をしているわけだが、あれを「明るくて楽しくて元気が出てくる良い事だ」と評する奴が一体日本のどこにいるのだろうか。
 他にもイスラエルとイランが一時期毎日のようにお互いにミサイルを撃ちあっていたが、あれのニュース映像を見て「感動して涙を流した」奴が一体日本のどこにいるのだろうか。



 さらにはアメリカがイスラエルの味方になってイランを空爆したのを「広島と長崎のように戦争を早期に終わらせるためのものだ」と言ってしまったのだが、そのニュースを聞いて「お見事でございました! ノーベル平和賞は大統領閣下の物です!」って断言できる奴が一体日本のどこにいるのだろうか。
 闘争本能を肯定するターンエーガンダムのギム・ギンガナムや、演説の初手で「諸君、私は戦争が好きだ」とかますヘルシングの少佐じゃあるまいし。



 本当の戦争教育は「なぜあの時戦争を行う、という決断を下したのか?」を徹底的に分析して「どうすれば未来に起こるであろう戦争を回避できるか? どうすればよりよい未来を築けるか?」を考える事だ。
 感情論に訴えかけて「戦争=悪」という図式で「思考停止」するのを強要する戦争教育や反戦教育は「恐怖」による「支配」であって、断じて「教育」ではない。



「戦争」を「火事」に置き換えたらわかりやすいだろうか? 火事が起きたら「火元の特定」をして「なぜ起きたのか?」の真相追及をするのが常ではないか。
 もし火事の原因が「放火」だったとしたら警察やボランティアによる見回りを強化する、燃えやすいものを放置しない。といった対策をとるもので、間違っても
「火事は悲惨だ火事は悲惨だ」と念仏のように繰り返し唱え続ける事が対策ではないはずだ。



「戦争は悲惨で恐ろしい」そんなのまともな日本人をやってれば、それこそ小学生でも分かってると思う。
 大人がその程度しか語れないようでは「火事は悲惨だ火事は悲惨だ」と思考停止して念仏のように唱え続けることが火災対策であると断言するのと一緒だ。
 いくら戦争が悲惨だからって、それでも戦争は起きるんだ。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻、あるいはイスラエルとイランの軍事衝突が何者であろうと覆せないほどの巨大な証拠だ。



 聞いた話では昔、学校の薬物教育で講師に対して「薬物に対しひたすら恐怖を煽って生徒たちを震え上がらせてほしい」っていうリクエストが学校側から出たらしいが、恐怖で人をコントロールするのは毒親のやる事だ。繰り返しになるがそれは「恐怖」による「支配」であって、断じて「教育」ではない。
「戦争」という言葉を聞いただけで震え上がる事こそが正しい戦争教育だ。と断言するのなら、そんなの「糞食らえだ」と中指つき立てていい。



「戦争の語り手」を若い世代に継がせる動きがあるそうだが、そんなの牛の糞より価値がない。
 牛の糞は肥料として農家や国のために有効活用できるが、恐怖をあおるだけの戦争教育なんて食えないし、直接カネに換金できないし、畑の肥やしにもならん。
 個人的には「戦争の語り手」や「従来の恐怖を煽って子供たちに思考停止を強要する反戦教育」なんて有効な使い道が何1つない、存在意義ゼロの産物だ。



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