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22話の結末をちょっと変えた。以下没稿と最終稿 PS また少し変えた。

PS また少し変えました。流れに変更はないです。一応下記のURLから見れます。

第22話 決着! 大団円!

https://kakuyomu.jp/works/16817330658739909192/episodes/16818093078541591142


最初の結末はこんな感じ。結局やや長めの最終稿を採用した。これが初稿で、



「……今日はさ、楽しかったぜ。思えばリュートと一緒に戦うなんて初めてだったかもな」

「そうだな。僕もその、楽しかったよ」

「まぁ、終わってみればイベントみたいで悪くなかったわ」

「なの」

「うん。ゲンサックの色んな一面も見れたし楽しかった」

「コスモも楽しかったです。この学園に来てから基本ずっと楽しいです!」

「……シャル。楽しかったか?」

「うん。玄咲といると、いつも楽しいよ」

「……そうか。それなら良かった。こんな日がさ、ずっと続くといいよな」

「――うん! そうだね!」

 シャルナが満面の笑みで頷いた。

 

 その後8人は一緒に帰り、途中で別れ、そして夜はそれぞれ別の夢を見て。

 また同じ朝を、迎える。








これが最終稿


「……今日は楽しかったな。思えばリュートと一緒に戦うなんて初めてだったかもな」

「そうだな。僕もその、楽しかったよ」

「私も。終わってみればイベントみたいで楽しかったわね」

「司くんと一緒にいられて満足なの」

「ゲンサックの色々な面が知れて、うん。楽しかったかな」

「コスモもです! この学園に来てから楽しいこと一杯でコスモは毎日ハッピー一杯です!」

「うん、私も、楽しいこと一杯で、毎日ハッピー。ね、玄咲は?」

「そんなの言うまでもないよ。本当、毎日夢見てるみたいでさ。こんな幸せがいつまで続くんだろうって毎日思ってる。本当、たまに怖くなるくらいでさ……楽しいよ。楽園にいるみたいだ」

「……そうだね。楽園、だよね。今はさ、毎日一杯楽しい。あのさ、玄咲」

 シャルナは微笑む。いつものように天使の微笑みを見せてくれる。玄咲はその笑みに見惚れる。シャルナが玄咲の手を握る。

「ずっとさ、一緒にいればさ、ずっと幸せだよね」

「ああ……シャルと一緒にいればきっと無限に――」


「ずっと、一緒にいようよ」


「――シャル、それは、ずっと一緒って――」

「ん? 何を、想像、してるのかな? かな? ね? 聞かせ――」

 シャルナは我に返った。

 人の視線に気づいた。とても、恥ずかしいことを言ったと今更気づき、そして――、

「ん、ごほん。冗談、全部冗談だから――」

「……」

 全員沈黙。

「シャル、それは流石に無理があるような――」

「――ん」

「ん?」

「んにゃーーーーー!」

 シャルナは羞恥が限界突破し久々に暴走《オーバーロード》した。玄咲の腕に抱き着き何故か猛然と仲のいいアピール。「仲がいいから、あの程度のこと普通に言い合える冗談だから」そんな本末転倒な言い訳をゴリ押しするシャルナにみな優しい目を向けた。シャルナの本性も大分親しい人間にはバレてきている。

 その後も色々あったが、後から振り返ればどれも良い思い出となった。最後は8人とも一緒に帰り、途中まで仲良く談笑し、寮の途中で別れ、最後は玄咲とシャルナの2人きりになり、それも最後は部屋の前で別れて、バエルとシーマと楽しかった一日の出来事について話し、安らかに眠る。他の部屋でもシャルナが、リュートが、他の生徒たちもみなそれぞれがそれぞれの夢を見て、そして――。

 同じ朝を迎えて。

「行こ! 玄咲!」

「ああ! シャル! 今日はどんな一日になるんだろうな!」

 玄咲とシャルナの新しい一日が始まる。

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