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故人を悼む番組やイベントに抱いた違和感

 先日、『今年亡くなった有名人特集』みたいな番組を少しだけ観ました。

 確かに、今年亡くなった有名人の方は多かったように思います。年の暮れに、そういった特番を作って視聴率を取ろうというアイデアが出るのも分かります。

 しかし、私の感想は「グロいなぁ」でした。

 もうこの世にいない人の神輿を担ぐことで、結果を出そうとするのは、戦略としては正しいのだけれど‥‥‥。

 そう思いテレビを消した私は、この「グロいなぁ」という感想をどこかで読んだことがあることに気づきました。

 それは、実写映画もした人気漫画『ブルーピリオド』15巻の八雲というキャラクターのセリフでした。

 詳しく説明するとネタバレになってしまうので、簡単に言いますと、画家を生業にしていた亡くなった友人の展示会にきた際に言い放った一言です。
 そのセリフに、確実に影響されていました。

 八雲の真理が知りたい方は、ぜひ『ブルーピリオド』を読んでみて下さい。
 脳を揺さぶられる漫画体験ができると思います。

 話を戻します。

 もちろん、今年亡くなった素晴らしい方々と私は友人ではありません。画面越しに、一方的に元気をもらっていただけです。
 でも、だからこそ、あの方々には得をしていてほしいのです。

 例えば、お金。

 俗っぽいことを言う奴だと思う方もいると思いますが、人前に出るリスクを負って、我々を元気にするパフォーマンスをしている方々には、やはり分かりやすい報酬をもらってほしいのです。

 しかし、もう亡くなっている方を取り上げた番組の場合は、そのお金は番組制作者や出演者に払われます。
 私が「グロいなぁ」と感じたポイントは、おそらくここ。

 その方の遺作は売れるかもしれないけど、当の本人は亡くなっているので、そのお金は事務所などに入るでしょう。

 100歩譲って、誰か1人をピックアップをしているのなら、ここに長々と書くほどの違和感は抱かなかったでしょう。

 しかし、その番組は、何人も何人も特集していた。

 ‥‥‥。

 すみません。
 どう考えても汚い言葉しか浮かんできません。

 この近況ノートも、そういった番組の例に漏れない、故人を自分の作品を宣伝をするためのものになるかもしれません。


 故に、せめてもの抵抗で、今回はいつもしている作品宣伝はしないで終わろうと思います。
 気づけば、1000字を超える文量になってしまいました。

 ここまで私の愚痴に付き合ってくれて、ありがとうございます!

 明日は、明るい話題を出したいですね!
 
 

2件のコメント

  • こんばんは。
    そのような番組放送していたのですね。

    でも、まぁ制作局や事務所の肩を持つわけではありませんが、亡くなった本人がまだ現役でしたら、出演が決まっていた役とか番組があった場合、その代わりとなる方を探さないといけないことや亡くなって方が主体の番組でしたら番組自体無くなる可能性もあります。その経費を取り戻すためにやっている可能性もありますけど、あくまでも個人的な見解ですが💦
     長文失礼しました💦
  • もっちゃん様。
    番組サイドのことを考えるとそうですよね。
    貴重なご意見、ありがとうございます!
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