少し前まで週刊少年ジャンプで連載されていた『暗号学園のいろは』は、おそらくは打ち切りだったのだと思います。
やろうと思えば、もっと話を広げられたはず。全7巻と奮闘した方ですが、まだまだ戦えた力が、あの漫画にはあります。
しかし、こんなことを書いている私も、連載中は読んでいなかった。
西尾維新さんが原作ということで、興味はありましたが、「暗号」というテーマに尻込みしていたのです。
しかし、完結したからと読んでみたら、これが面白かった。
あっという間に読み終わり、まだまだ読みたい気持ちに駆られましたが、その感情が愚かであることに気づきました。
だって、1番大事な時期に応援していなかったから。
連載中に単行本を買っていれば。
アンケートで『暗号学園のいろは』を1位に選んでいれば。
それをしていなかった私は、集英社さんに文句を言えない。
「推しは推せるうちに推せ」
この言葉の意味を、体感した今日この頃です。
推しを応援できなかった身のくせに、大変恐縮なのですが、自作を宣伝させて下さい。
短編集『トイレ協奏曲』の2話目は、映画館が舞台です。
1話とは違うシリアスな雰囲気になっておりますが、最後は希望を込めたつもりですので、読んで頂けたら嬉しいです。
『トイレ協奏曲』 2話『物語の途中』
https://kakuyomu.jp/works/16818093088103325986/episodes/16818093088272449559