昨日、無事に完結させることができた『夜更かしの会』ですが、自分でルールを課して書いていました。
それは「主人公の視点のみで書き切る」というものです。
私は、長編になると群像劇風に、複数のキャラクター目線を行ったりきたりして書く癖があります。書きやすいけれど、読者様は読みにくいのではないかと思いったのです。
そのルールで書いてみて、苦労した点もあるのですが、新たな発見もありました。
それは、ヒロインをミステリアスに描けること。
男子高校生の主人公にとって、「女性」という生き物はよく分からないものであってほしい。そのテーマをいつの間にか表現することができました。
ヒロインの若月さんは、もう少し闇を抱えている設定なのですが、奴はそこを暴かない。というか暴けない。
結果的に、ミステリアスな魅力的なヒロインが誕生したと思っています。
そんな実験的な物語を最後まで読んで頂いた上で、レビューを書いてくれた音雪香林さん、本当にありがとうございます!
そして、今夜から始まる『元殺し屋の校長は生徒を愛していない』は、真逆で3人称で書くことにしました。
キャラクター達の考え方や思惑を、丁寧に書いて、主人公である変わり者の校長を振り回してやろうと思っています。
新しい挑戦をする今作は、今夜8時頃に、3話まで公開する予定です!
読みにきてくれたら嬉しいです!