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年末のご挨拶

 フォロアの皆さまの近況ノートも慌しくなりつつあるということで、そろそろ私も年末のご挨拶をさせていただきます。こうした雑談めいたものは裏に書くようにはしているのですが、年末年始ということで、どうかお許し願います。まだまだ時間の許す限りは作品の投稿と拝読を続けてゆきたいですね。

 私にとって、今年一年を一言で表すならば「決別」の年でした。決別する対象によっては、良い言葉にも悪い言葉にも捉えられますね。――そもそも言葉自体に善や悪などはなく、すべてはそれを扱う人の心次第といったところです。素人とはいえ「言葉を扱う者」として、今後も言葉に対して真剣に向き合ってまいりたいですね。


 さて、今年始めた大きな出来事といえば、やはり『感想企画』ですね。当初は「どうせ誰も参加してくれないだろうから、最悪の場合は『ミストリアンクエスト』の感想を延々書き続けてやる」とすら思っていたのですが、常時100作品以上がエントリーしてくださるという盛況ぶりとなりました。本当にありがとうございます。

 しかしながら、私の感想投稿の方が間に合わず、残り期間を18日とした現在において感想を投稿できた作品は「26作品」、「27感想」に留まりました。

 これは一作ごとのクオリティを維持し、密度を高めたいがためではあるのですが、やはりお待ちいただいている皆さまとしましては不満もあるのではないかと思われます。どうにかクオリティは維持しつつ、来年は少し更新頻度を高めてまいりたいところですね。数にこだわってしまうと、どうしても品質が低下する傾向にありますので、大前提は「クオリティの維持」であることには変わりません。


 また、こちらの感想企画は数年単位での開催を想定しておりますので、期間終了後には新たに『第2回』を立ち上げます。そして現在の『第1回』の参加作からのピックアップも続けてまいりますので、もしも「第1回の期間終了後にピックアップされるのは嫌だ」と感じられる参加者さまがおられましたら、開催期間中に脱退していただけますと幸いです。自主企画の期間が完了したあとは脱退不可能となりますからね。その場合も、連絡用ノートへコメントをいただけましたら対応はいたします。

 そして『第2回』を開催時には、オプション内容の変更および、感想投稿ページのリニューアルを予定しております。まずは〝ネガティブなオプション〟と〝ポジティブなオプション〟に分かれていたものを〝追加オプション〟として統合し、使用される頻度の少なかった、いくつかの項目を削除いたします。

 具体的には〝退場してほしいと思った登場人物〟や〝「良くない意味」で気になった点(揚げ足取り)〟などですね。これらは使われる機会が少なく、実際に使われたとしても該当する対象が無い場合が圧倒的でしたので、必要ないとの判断です。〝気になった点〟関連も一つに統合し、全体的な感想のレベル〝良い部分のみ・悪い部分も含む・辛口〟に準拠したものを挙げさせていただく方針といたします。

 あとは〝参加作品を読もうと思った理由〟も実質的に「タイトルとあらすじの感想」と化しておりますので、そのような呼称に改めます。そして〝読もうと思った理由〟はこれまでどおり、『感想を投稿予定の作品および進捗状況』ページ内に「理由」として記載いたします。

 また、作品投稿ページ内の『ポジティブなオプション一覧』と『ネガティブなオプション一覧』を統合することに際し、新たに『更新履歴』のページを作成いたします。これは新着の投稿がわかりづらいという性質を解消するためのものですね。企画概要の説明等を「7エピソード以内」に絞っているのは、それ以上あると「折りたたまれてしまう」というカクヨムの性質に対応するためです。

 それに伴い、各ページの内容にも変更を行ないます。現在のページは無駄な文章が多いですからね。変更を行なう際には「書き換え」ではなく、「新規ページ」として投稿し、入れ替えを行なわせていただきます。これは古い文書を保存しておきたいという意味と、再度コメント欄を使用できるようにするという狙いがありますね。入れ替えを行なうのは上述の「企画概要等の説明ページ」のみです。

 企画に関しましては、以上となりますね。なにかご要望などがございましたら、ご遠慮なくお申し付けください。この感想企画も『ミストリアンクエスト』の投稿と同様に、私が生きている限りは続けてゆく方針です。


 その『ミストリアンクエスト』なのですが、半年の更新停止期間があったにもかかわらず、変わらずお読みいただき、本当にありがとうございます。

 期間が空いてしまった関係上、残念ながらカクヨムを退会されてしまわれた読者さまもおられますが、馴染みのあるお名前を見かけるたびに、言葉にできないほどの安堵と喜びを感じている次第です。新たにお読みくださる読者さまも増え、ありがたい限りですね。これからも投稿を続けてまいりますので、どうか皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。


 それでは長くなりましたので、このあたりで締めとさせていただきます。いつも作品や近況ノートに目を通していただき、ありがとうございます。

 どうか良いお年をお過ごし願います。



ミストリアンクエスト:
https://kakuyomu.jp/works/16817139555978168511


【自主企画】感想企画〝参加〟用ページ:5
https://kakuyomu.jp/users/ZakiTheLucky/news/16818093090234766901

【自主企画】感想企画〝連絡〟用ページ:5
https://kakuyomu.jp/users/ZakiTheLucky/news/16818093090235218939





4件のコメント

  • 今年も、御作には何度も深く心を動かされた年でした。私個人としては、なによりもエイジが強く印象に残っていますね…終盤のエピソードでは、何度落涙したか分かりません。

    感想企画を立ち上げられた時には、「物凄い事を始めてしまわれたな…」と息を呑んだ事を覚えています。その企画内容と伴った労力を思えば、ただただ頭が下がる思いですが、それでいて自身の執筆も続けてしまえるバイタリティーには感服するばかりです。

    そして、拙作に足繁くコメントやレビューを付けていただき、懇意にしていただいて嬉しい一年でもありました。本当に、ありがとうございます。どうか来年もお相手して下さるとありがたいばかりです。

    何かと慌ただしい年末年始、どうかくれぐれもご自愛下さいね!
  • >待居 折さま

    お越しいただき、ありがとうございます。

    ミストリアンエイジはカクコン9を機に書き手としての更なるレベルアップを目指すべく、文学的な要素を多く取り入れた作品でもありました。その最たる目標が「読者の心を動かすこと」でしたので、そう仰っていただけて大変嬉しく思います。
    不本意ながら多忙や休止等で完結が大幅に遅れ、時期がズレたことによって人の心も移り変わり、結果的には泥と傷が付いた状態での終了とはなりました。しかしながら、この作品は『真世界シリーズ』の原点であり、私にとっての大切な物語であることには間違いありませんからね。

    じつは『感想企画』は、これまで『レビューのお礼』として作品を紹介させていただいていたノートの延長のつもりだったんですよね。レビューを書かせていただいた作品をもっと深堀りしたい、さらなる魅力を「長文の感想」として伝えたいといったものでした。「もしかするとフォロワさまも参加してくれるかな?」なんて思っていたのですが、皆さま遠慮なされているのか、初対面の方ばかりとなってしまいましたね。
    もちろん新たな出会いは嬉しくもあるのですが、感想企画に力を入れるにつれて、これまで長年に渡って『ミストリアンクエスト』を支えてくださった皆さまのお名前を見かけない日々が続き、なんとも物悲しい思いもしておりました。それだけに、変わらずお読みいただけることに、深い謝意を感じております。
    改めまして、本当にありがとうございます。

    御作『転移者ヤクザ、相変わらずシマを守る』は、毎話コメントを書きたくなるほどの面白さがありますからね。ファンタジーの下地がしっかりしているからこそのギャグ展開が秀逸です。
    私自身が書いたコメントとはいえ、「待居さまのドラゴンはガチですよ」は、改めて読み直すと笑ってしまいますね。あれは狙ったわけではなく、本当に自然と出てしまった感想だったりいたします。また近いうちに、レギアーリの勇姿も拝ませていただきますね。

    こちらこそ、来年もよろしくお願いいたします。
    待居さまも、どうか良いお年をお過ごしください。
  •  作品との出会い方は様々ですが、私の場合そこに、感想企画の幸崎氏の感想を読んでみてから実際に覗きに行ってみる、というのが加わりました。

     企画を続けられるとのことで嬉しく思います。大変な苦労だとは思いますが応援させて頂きます。
  • >せなみなみ さま

    お越しいただき、ありがとうございます。

    私の感想企画は作者さまに感想を伝えることもさることながら、「名作の宣伝」も大きな目的でありますからね。正直なところ、私の「感想そのもの」を気に入っていただけることよりも、取りあげさせていただいた作品をお読みいただけることの方が嬉しかったりいたします。最悪、「幸崎の感想なんてアテにならん」と思われても良いので、ぜひ実際に参加作を読みにいっていただきたいんですよね。ですので、そう仰っていただけて大変うれしく思います。

    せなみなみさまの『彼の瞳の色を知れ!《カノヒトミノ イロヲシレ》』も紛れもない名作ですからね。アネットに続いて誰が主人公となるのか気になっておりますし、どんどん続きを読みたいところなのですが、他の参加者さまをお待たせしている手前、どうにか我慢している状態です。
    とはいえ、私も標準的な人間ですので、こうしてご反応をくださった方には、最大限の恩返しをしたくなってしまいます。なるべく早めに、続きの感想を投稿させていただきますね。

    今後ともよろしくお願いいたします。
    どうか良いお年をお過ごしくださいませ。
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