今回はいよいよのエロティック回……!でしたが、どうだったでしょうか。
ミッドナイトノベルズさんはR18なのでそちらで完全版、アルファポリスさんの方ではR15で温泉の後のシーンだけカットして公開しています。
その他、第33回電撃小説大賞に応募したいと思い、応募規定が短編3万字以内ということで、いろいろなところを少しづつカットしています。
1話から全体的にこのカクヨム版ではカットしていってるのですが、削減しているうちに不要な説明がいろいろ多いものだなと気づかれます。(特に3話がけっこうひどかった。)もともと3万5千字程で完結予定だったものを3万字に減らしているので実のところさまざまな設定の説明を削ってしまいました。ですが、むしろこのカクヨム版の方が意識高くすっきりとしたなあという手ごたえを感じています。ですがやっぱり世界観の設定そのものを削ってしまっているので、ミッドナイトノベルズさん、またはアルファポリスさん、Caitaさんの方で気になった方はもういちど読んでいただけたらと思います。
さて、物語はいよいよ終わりに向かいます。
ネールの実力はといえば、魔神を封印した英雄が「たたかう」のAボタンを押し続けるだけでは負けてしまうかもしれないくらいに到達したというわけです!(???)
魔獣討伐に向かったネールはどうなるのでしょうか?
あまりめちゃくちゃここで語るのもあれですが、ファンタジー×エロティックの私のこだわりについて。
英雄として世界を救う、とにかく強い!という『戦闘』に関しては非現実的であっても、エロスに関してはむしろ人間らしいキャラクターの感情を描くためであり、非現実的なものを書いてるつもりがなかったりして、男性向け・女性向けを指定してない客観視点の、シンプルなエロティックを書きたいという気持ちが強いんですよね。
世の中なぜかそれがどうしてかなかなかそういう文体のものが見つからないのだけれど私自身が男性でも女性でもあればどちらでもない、という性的な認識があるし、なぜか私の中には確実に確固としてあるものをネールと師匠を通して吐き出せたなあという気持ちがしてます。
ファンタジー×エロティックを絡める上で「リアル」だと思う気持ち、命の危険を賭して戦ったりすると性欲が向上したり、人がたくさん死んだりすると、孤独になると、子孫を残そうとする本能が働いて性欲は向上するらしい。
あとベタな展開なようなのですが、師匠はネールに別れを告げますが、冷たい態度をとられるとむしろ女性は性欲が上がる…というのがあるらしい。
なので非現実なエロファンタジーとかじゃなくてそんなリアリティを書いてみたいという気持ち。R18ではなくてR15のエロティックらしさか「人間の生き様である」というものを書きたくて、老若男女問わず伝わってもらいたい、本能的で、ワイルド、そしてあくまで純朴、というつもりなのですが…伝わっていただけたら嬉しいです。
