M.R.U

　ネールと師匠、これにて完結となります。
　ここまで読んでお付き合いいただけた方、ありがとうございます。感想をいただけたら嬉しいです。
　７話でも書きましたが、電撃小説大賞に応募のため、３万字以下に抑えるため節々をカットしています。
　エロティックという題材で、もともとR18で考えていたのですが、生涯孤独の身の優秀な男女が、性愛を通して、婚姻関係を結んで、子を成して他に二人以外誰もいない地で新しく生活を始めて行く、というファンタジーの世界ならではの一連の流れを書いているものというのをありそうで見たことがなくてエロティック=イタズラに性欲を刺激するだけではないというのを考えていたので高校生くらいの低年齢くらいの人に手にとってもらいたい思いもあってR15作品で書きたいと思いました。
　作者が自身が書く物語をWeb上で公開したのは小学３年生～中１まで、ネットで流行っていた「よみものコーナー」という小さなお話から中１の頃にやっと小説的文体で書き始めた頃にやめてしまったので、詰まるところ、完結するファンタジーを投稿して人に読んで貰う試みは、ほぼ初めてになります。
(あれから、2005年以降、インターネットという概念がそもそも変わりましたね…)

　ファンタジーの物語の空想と構想を練る事は子供の頃からしていたのでたくさん書きたい作品はあるのですが
どうにもはじめっから長編で考えがちで文章で綺麗にまとまらず……その中でファンタジー×エロティックで描きたいと考えていたこのネールと師匠、どういうわけか突然、この短編で纏められると舞い降りてきたので書き始めて無事完結に至りました。
　１話と８話は冒頭が対になっています。
　ピュアにハッピーエンドで終わる王道ファンタジーが描きたかったのですが、ありきたりで、ベタな様で、世の中に探していてもなかった作者の欲求不満を詰め込みました。
　もしたったひとりにでも伝わっていただけたら。創作魂の灯のひとつと成れたら。そんなことを願っています。


イラストははじめに描いた、ザナックさんのラクガキ。