リンク
https://kakuyomu.jp/works/16816452221022126182今回のお話は章題の通りにピンチになるお話でした。
この辺、RPGだと見知らぬ誰かが助けてくれたり、偶然逃げ切るなんてことになるのですが、本作はピーターが美味しいところをかっさらいます。
そして、ここではちょっとばかり裏話と設定などを解説します。
======== 設定など ==============================================
・ハンプティ・ダンプティ兄弟について
おおよそ殺し屋に向かない大型のオーク兄弟。
武器もオークにありがちな大剣とモーニングスターで、どこにいても目立つような外見。
しかし、ハンプティが《隠密偽装(ハイドアンドシーク)》という隠密魔術を高レベルで習得しているため、半径5m以内に入らなければ気付かれる心配がありません。
また、初手の近接戦闘で失敗しても作中でもあったように《超遠距離爆撃(ミーティア)》による狙撃があるため、殺し屋としての名はかなり売れています。
一回目に失敗する可能性があるから依頼成功率ほぼ100%と謳っています。そういう失敗を除けば、100%になるヤバイ殺し屋さん達です。
・《超遠距離爆撃(ミーティア)》
戦争で使うような最上級魔術であり、大規模破壊が主な運用方法です。
人間であれば三人~五人で魔力供給、照準固定、射出などを割り振って運用します。
そういう意味ではダンプティ一人でこの術を発動しているので、魔力量と魔力操作のレベルが違う事がわかります。
・最上級防衛魔術
ピーターが使った魔術ですが、こちらも戦争で用いるようなレベルの魔術です。
一応は防御魔術に属するものですが、城郭都市を丸々護るような規模の大きさから”防衛魔術”という新しい言葉が追加されました。
また、こちらも人間であれば十人~二十人レベルで魔力供給などを行います。
こんな術を本編ではピーターが個人で運用できていますが、本来の術とは異なり、一方向しか防いでいません。
元々、複数人での発動を前提としているため、個人で用いる分には限定的な魔術展開が可能なように作られています。
さらに補足ですが、この魔術はめちゃくちゃ難しい魔術です。
《下級炎弾魔術(ファイアボール)》が小学校一年生の算数なら、最上級防衛魔術は数学者がやるような高等数学レベルと考えてください。
そんな術を習得しているピーターがおかしいんです。
================================================================
長々とスイマセンでした。
本編では書ききれなかったので……(力量不足)。
次の章はみんな大好き(?)RPGの坑道ダンジョンです。
なぜか坑道内で落石事故が起きているパターンですね。
今回は長くなりましたが、ここまでです。
それでは!