作品の紹介と本編で書いていない裏話をちょこっとします。
https://kakuyomu.jp/works/1177354055062170534タイトルにある様にこの作品は高校生の文化祭の出し物を文章化したというお話です。
なので、ざっくり人物の姿や表情の動きなんてものを切り捨てました。メイン作品である「お掃除メイド」ではこの辺はたっぷり入れるように書いてます。
主人公はシンデレラが二人。これは演劇部にいる双子をヒロインに据えようとした結果です。題材がシンデレラでなくてもいいじゃん！ってなりますが、眠り姫とかラプンツェルとか、白雪姫で二人出してもなぁと思いシンデレラに落ち着きました。
以下は本編に付いてネタバレ含みます。
演劇なのでいくつかの演者アドリブと演技ミスを加えております。
一つはシンデレラが立ち去る際にガラスの靴を置き忘れた時。
思わず舞台袖まで移動してしまったため、情緒なく手渡ししています。その後に王子がナレーターに話しかけたのもある意味ミスですね。
本番で緊張してやってしまった可愛いミスです。
次は王子がシンデレラの家に行った際、靴を最初に穿かせようとしていますが、実は「あの日舞踏会に……」が最初の方です。しかも、疑問形で尋ねる形が正です。
なので、王子を出迎えた方のシンデレラはちょっと驚いてから姉を呼びます。姉を呼んで次のセリフを王子が行った後にナレーターが「靴穿かせろ……」と突っ込んだのも台本通りではありません。
また、ラストの「めでたし、めでたし」以降もシンデレラの二人が勝手にセリフを付け加えました。
ナレーターが機転を利かせて「シンデレラは幸せなんだから」とか言って、拍手を促し、物語を締めているのも台本には入ってません。こういう適当なノリって学生っぽい感じがしたので入れてみました。
残りは作品内の設定について。
大商人の娘という冒頭から一転、「みすぼらしい家」とか言われてますが、お城と見比べてという意味です。本当に貧困な家に住んでいるわけではありません。大商人の娘でもなきゃ、お城の舞踏会には呼ばれないでしょうし。
またシンデレラ二人は親に捨てられているので、養子です。正妻が継母であり、嫡子が意地悪な義姉です。経緯はどうあれ、この作品のシンデレラは本当に外部からやってきた少女なので、イジメられていました。
この親に捨てられたというのはリアルな話を元にしており、シンデレラ役の双子は親に捨てられたという過去を持ちます。まぁ、この辺は別作品で二人を登場させてますので、そちらをご覧ください(宣伝)。
https://kakuyomu.jp/works/1177354055092497797一応、こんなところで解説を終わります。
ノリだけで描いた作品なので色々と拙いのは承知の上ですが、楽しんでいただけてると幸いです。