準と過ごして3ヶ月が経った。
力を蓄えた私は、準との仲違いをキッカケに、白水の人間達を皆殺しにしようとした。しかし、それは芦屋の末裔である兄妹と準、小宮、犬山によって防がれた。
彼らは孤独に飲まれておかしくなりかけていた私の友になってくれた。そして……準が、私のことを必死に止めてくれた。
私は……準と過ごす日々を失うことを恐れるようになっていた。そのことが、私が思いとどまるキッカケとなった。
私の中で、準はかけがえのない存在となっていることに気付いた。
些細なことを覚えていてくれる準。
寂しがり屋の準。
強がりで、いつも他人を優先する準。
準と一緒にいると私は胸が高鳴り、ふと思うと抱きしめたくなるようになった。
私は……どうしてしまったのだ。
準の孤独を癒したい。そして、準に私のそばにいて欲しい。
私は、準のことが……。
◇◇◇
これで3つ目。でもまだダメ。
次はどこにあるんだろう?
あ、観測者さん。
こんな所を覗くなんて、相当物好きだね。
私はまた次の記憶を探しに行くから。
またね。
https://kakuyomu.jp/works/16817330650693947965