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【逃がしませんよ、センパイ】 5章あとがき



 ————学生時代の体育祭は楽しかったですか?

 自分語り失礼します。

 私はおそらくスタンダード。令和5年現在からすれば若干昔の様相の体育祭を経験しています。
 小学校高学年を除き、秋に行われる体育祭(運動会)。1日掛かりで行われ、大きなピラミッドを作った組み体操に最高学年が締めで披露するフォークダンス。友人が少ない故に良い思い出かどうかと訊かれると微妙な顔しかできませんが、嫌な記憶じゃないならまいっか!
 それにしても自分が通ってた高校。当時の担任の先生から聞いた話では、元々学校行事として体育祭は行われていなかったんだとか。それを昔の生徒たちが「体育祭やりたい!」と有志を募り、生徒会主体で運営し出したのが始まりらしく……。
 ただ高校は義務教育外である故に“単位”の関係上、小中学校のように体育祭の練習時間を授業として取れないとのことで、ダンスや組み体操などのパフォーマンスは何もありませんでしたけどね。
 あと借り物競争でよくある“好きな人”。
 そりゃ生徒が運営するので毎回のように入ってますが、アレって“選ぶ方にも選ばれる方にも意外性”がないと感動も驚きもないんですよね……。大概はクラスや学年間で知られるカップルがやって、周りだけが盛り上がる一種の身内ネタになってるという。
 と、愚痴を吐いちゃいましたが、最近の体育祭は春に開催。しかも某ウイルスの所為で半日で終わるらしいです。中学ならまだしも小学校に入学したての子どもに半日とはいえ長時間集団行動が必要な体育祭(運動会)って難しいのではと思ったり。
 
 自分語り失礼しました。

【ここからホントのあとがき】

 とまぁ、前置きで散々語った割には全く体育祭に関係ない、なんなら弁当関連で前章でやるべきでは? というお話から始まった“5歩目”をお読み頂きありがとうございます。
 このあとがきでは前回のあとがき同様、自分がここまで拙作を書いてみた所感、それと本章で新たにチャレンジしたことなんかをダラダラと軽くお話できたらなと思います。
 ※若干のネタバレがあります。

【ほぼ毎日投稿!】

 今章では章始めのお話と章最終話を除き、ほぼ毎日投稿をしていました。
 前章、前々章がラブコメ要素薄かった分、この章ではラブコメ強めにする予定でして、それなら毎日投稿した方がPV数の増加や、読者様の評価も高くなるのではと打算的な部分があります(笑
 結果としては有難いことにPV数も目に見えて増え、加えて割と毎日投稿できるもんだなぁと驚いています。
 問題は次章の詳細な設定を組む余裕がない&1話1話のクオリティが下がってる気がしてならないことでしょうか。
 各話の内容自体は概ね考えていた通りなんですけど、どうにも自分の文章力が追いついてないと言いますか……地の文が単調になってる実感があります。(もうちょっと動作ではなく心理描写を混ぜてコミカルな文にしたい)


【今までの分、ラブコメっぽく!】

 上記の通り、今章ではラブコメ要素強めを意識しておりました。
 具体的には極力、登場人物を主人公の“桃真君”とヒロインである“麻衣ちゃん”に絞ること。
 また1話1話をより独立させることに注力していました。
 前章の“天体観測編”だと1日の動きを場面ごとに分割し、時には消化不良……端的に言っちゃえば、物語としては必要だけど面白くないお話も書いてました。
 が、今回は同じ数日間を分割してますが、例えば途中のお話を幾つか飛ばして読んでも楽しめる。1話だけ読んでも満足できる仕上がりを心がけていました。
 
 それが思いの外楽しくてですね(笑
 というのも実は自分、創作はカクヨムではなく“某イラスト、小説の大手二次創作サイト”出身でして、長編より1話完結。それも長くて4000文字くらいのお話に慣れてるのもあるからかもしれません。
 あと自分の癖? と言いますか、ガッツリしたエロ(R18)より中高生がドギマギするようなアホっぽい下ネタやスケベな展開書くの好きなんですよね(笑
 ジャンル的にはR15くらいかな。
 
【最後まで悩んでたこと!】

 ズバリ――――卯月ちゃんの鍵の行方です!
 ぶっちゃけますと、前章の天体観測編も前々章のサークル編も今章の状況を作り出すために書いたと言っても過言ではありません(笑
 桃真君も麻衣ちゃんも本編では大学生。それも2人もリアリストより。さらに麻衣ちゃんに至っては高校で生徒会長をやっていた分、根幹の思考はより真面目なタイプなのでハプニング展開に持って行き辛く……。プチアクシデントがあっても「こんなこともあろうかとー……」って柔軟かつ準備良く対応するという謎の信頼感があります。

 なので2章ほどかけて絶対麻衣ちゃんがカバーできないアクシデントを用意したのですが――――鍵失くしたままは可哀そう!
 執筆当初は鍵は完全に紛失した状態にしようとしたんですけど、ちょっと後味わるいのかなと。 
 それに調べたところ鍵を紛失した場合、大体が鍵の全とっかえするらしく入居者の自己負担額の相場が1~3万円らしいです。仕事にも慣れある程度生活基盤が整った社会人ですら痛い出費なのに、大学生の麻衣ちゃんからすれば…………。
 ということで、急遽鍵が発見されるルートに舵切り! 問題は“どこからどんな風”に出てくるか。
 悩んだ末に前章のバイクと車のくだりが使えって良かったです(マジで)。ついでに4回生2人のちょっとした設定も拾えて満足(笑

 【最後に】

 今章は投稿間隔短めな上に今までの章より2~3話多く書いたのですが、頑張った分結果が付いて来てくれて本当に感謝しかありません。
 また嬉しい誤算として先月くらいまでは関係ないとスルーしていたカクヨムコンにも、良い感じに山場を持って来れそうです。
 1つ問題点があるとすれば例年のカクヨムコンの読者選考突破作品の多くが“予約投稿”で連日更新されてるんだとか。自分ストック、ゼ~ロ~なんですよ……。
 次章以降は数日おきに投稿しつつストックを作るのか、あるいは毎日投稿もストック作りもやるのか迷ってますが、まだまだ桃真君と麻衣ちゃんのラブコメは続いていくので暇つぶし程度にでも読んで頂けると幸いです。  

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